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東芝、ダブルチューナ/エンコーダ搭載「RD-XS53/43」
-RD間コピー機能搭載。スカパー !連動モデルも


8月1日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:東芝DVDインフォメーションセンター
    Tel.0120-96-3755
    Tel.0570-00-3755

リモコンは一新され、Gコード予約用液晶が前面に出された。RD-XS53とXS43のリモコンは、ほぼ共通

 株式会社東芝は、地上波ダブルチューナ/エンコーダ搭載ハイブリッドレコーダ「W録シリーズ」2機種を8月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、320GB HDDを内蔵し、スカパー !連動機能を搭載した「RD-XS53」が15万円前後、250GB HDDを内蔵した「RD-XS43」が12万円前後の見込み。

 RD-XS53とRD-XS43とのHDD容量以外の相違点は、RD-XS53にのみスカパー !連動機能、D1入力(スルー出力も可能)、コンポーネント出力(RCA)、同時デジタル出力が搭載されている。なお、GR(ゴーストリデューサ)は、両機種とも装備しておらず、映像DACは10bit/54MHz、音声DACは24bit/192kHz。

RD-XS53 RD-XS43

 RD-XS53/XS43の最大の特徴は、同社が「ハイブリッドレコーダでは業界初」とする、地上波チューナと、MPEG-2エンコーダをそれぞれ2系統搭載したこと。1チップレコーダエンジンと、MPEG-2エンコーダを追加した「新RDエンジンW」を採用したことにより、2番組同時録画が可能となった。同社では、この機能を「W録(ダブロク)」と命名している。なお、両モデルともBSアナログチューナも内蔵しており、トリプルチューナ仕様となっている。

 2番組同時録画機能について同社では、「録画したい番組が重なった時以外にも、テレビドラマシリーズなどでDVD1枚に何話入れるのがいいかわからないときに、2種類のビットレートで録画する」といった使い方も提案している。

 画質面でも、RD-XS41で初採用されたRDエンジンと比較して、前段の映像フィルター特性を見直したことで、折り返しノイズを低減させたという。

 ソフトウェアとしては、同社が4月に発売した「RD-X4機能拡張キット」(RD-X4EX)がベースになっており、PCなしでインターネット経由でEPGを取得する「DPEG(Dynamic EPG)」、「フォルダ機能」、「DVD-RWのVRモード録画」などの機能を継承している。

 また、ネットdeナビで使用できる「サーチ対応タイムバー」や、番組の放送時刻が変更されるとメールで知らせる「放送時刻変更お知らせメール」機能なども追加された。

 さらに、2系統のエンコーダのどちらのエンコーダで録画するかは任意で指定でき、どちらに予約したかは、DPEG画面や録るナビ画面で「星」マークと「月」マークでアイコンで表示される。

 また、新機能として「ネットdeダビング」機能が搭載された。LANで接続されたRD間でダビングする機能で、ダビングは無劣化だが「録画ビットレートによっては、実時間以上かかる場合がある」としており、ダビング後にダビング元とダビング先の電源を自動的に切る機能も装備している。

 なお、この機能は、現在のところRD-XS53/43以降の機種同士のみで使用でき、従来機種での対応は「現実的には難しい。今後発売する機種に対応していきたい」としている。また、コピーワンスコンテンツをダビングすることもできない。

 搭載するドライブは、RD-X4などと同等。DVD-RAMのカートリッジにも対応する。書き込み速度はDVD-Rが4倍速、DVD-RAMとDVD-RWが2倍速となっている。また、5月発表された、「RD-XS33」で搭載された、よく利用する機能をまとめた「簡単ナビ」や、「MN1.0Mbps」モードも備えている。なお、MN1.0Mbpsモード使用時の4倍速DVD-Rへのダビング速度は32倍速となる。

 RD-XS53に搭載するスカパー !連動機能は、CSデータ端子を使用して連携する。対応機種については、「CSデータ端子を持っているチューナであれば、ほとんど対応できる」という。なお、スカパー !のEPGは、ソニーの「CSV-P500」のようなスカパー ! チューナからデータを転送する方式とは異なり、DEPGを使用する。

 スカパー !の約185チャンネルの中から、地上アナログとBSアナログなども含めて最大50chの表示登録が可能。RD-XS53で予約するだけで、スカパー ! チューナもも予約できる。また、RD-XS53からのスカパー !チューナのチャンネル切り替えにも対応している。なお、PPVの購入はできない。

 入力端子は、DV端子、S映像3系統、コンポジット3系統、アナログ音声3系統、D1端子1系統(XS53のみ)。出力端子は、D2端子1系統、コンポーネント出力1系統(XS53のみ)、S映像2系統、コンポジット2系統、アナログ音声2系統、光デジタル音声1系統、同軸デジタル音声1系統(XS53のみ)を備える。

 消費電力はRD-XS53が49W、XS43が45W。本体の外形寸法はRD-XS53/43共通で430×338×78(幅×奥行き×高さ)、重量は6.6kg(XS53)/5.6kg(XS43)となっている。

【RD-XS53/43の主要GUI画面】


※本体のデザインやGUI画面は開発中のため、変更される可能性があります

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_06/pr_j0901.htm
□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/dvd/j/lineup/hdd/rd-xs53.html
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【4月27日】ハイブリッドレコーダ「RD-X4」の機能拡張キットを試す
-DEPGやフォルダ機能の追加でX4は真の姿に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040427/toshiba.htm
【5月7日】東芝、業界最薄のハイブリッドレコーダ「RD-XS33」
-MN1.0モード追加。160GB HDD、DVDマルチ搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040507/toshiba.htm

(2004年6月9日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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