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クリエイティブ、プロ用ブランド「Creative Professional」
-E-MU製品の取り扱いを開始。低価格新モデルも発売


6月中旬より順次発売

標準価格:15,540円~73,290円

連絡先:クリエイティブメディア
    Tel.03-3256-5577


 クリエイティブメディア株式会社は、音質を追求した新ブランド「Creative Professional」を設立。E-MU Systemsの既発売の5製品を6月中旬から販売するほか、新製品として低価格モデル「E-MU 0404(CPE0404)」を6月下旬に発売する。いずれのモデルもオープンプライスだが、直販サイトでの価格は下表の通り。

製品名 型番 直販価格 発売時期
E-MU 0404 CPE0404  15,540円 6月下旬
E-MU 1212M CPE1212M 26,040円 6月中旬
E-MU 1820M CPE1820M 62,790円
E-MU 1820 CPE1820 52,290円
Emulator X Studio CPEEMUXS 73,290円
Emulator X CPEEMUX 41,790円

 「Creative Professional」は、クリエイティブの関連会社であるE-MU Systemsが開発した製品をラインナップする新ブランド。Sound BlasterシリーズよりもDTMやピュアオーディオに適した製品となっており、音楽のクオリティにこだわったラインナップを提供していくという。


■ E-MU 0404

E-MU 0404

 32bitのE-DSPチップを搭載したPCI用サウンドカード。CPUに負荷をかけることなく様々な入力やASIOチャンネルに対してエフェクトを適用でき、ゼロ・レイテシーミキシング/モニタリング、各出力へのルーティングも可能。対応OSはWindows 2000/XP。

 24bit/192kHzに対応したバーブラウンのA/Dコンバータ(SN比:111dB)と、AKMのD/Aコンバータ(SN比:120dB)を採用し、入出力は24bit/96kHzまで対応する。ノイズ対策を施したアナログ回路により、アナログ入力で111dB、アナログ出力で116dBのSN比を実現したという。

ヴァーチャルパッチベイ

 フィジカル入出力/ASIO/WAVE/DirectSoundチャンネル間のオーディオルーティングやチャンネルアサインをカスタマイズできるヴァーチャルパッチベイを搭載。WDM/DirectSound/ASIO 2.0ドライバに対応する。なお、A3DやEAXなどには対応していない。

 入出力端子は、アナログ(アンバランス)を2ch、光デジタル、同軸デジタル、MIDIの入出力を各1系統装備。ただし、同社のSound Blasterシリーズと異なり、光/同軸デジタルからDVDビデオのドルビーデジタルやDTSなどのストリーム出力や、EAXには対応していない。なお、PCIスロット1つでこれらの端子を提供するため、独自のブレイクアウトケーブルを採用している。

 バンドルアプリケーションは、レコーディングから編集、ミキシング、マスタリングまでが行なえる「Cubasis VST 4.0 E-MU エディション」、オーディオ編集ソフト「WaveLab Lite 2.5 E-MU エディション」、DVDオーディオ作成用ソフト「discWelder BRONZE体験版(英語版)」を付属。

 また、オプションのSyncドーターカードを追加すれば、ワードクロック入出力や、MTC(MIDIタイムコード)出力も利用できる。ただし、Synecドーターカードの発売時期、型番、価格は未定となっている。


■ Creative Professionalのラインナップ

 いずれのモデルも、既に発売中のE-MU製品と同じ。E-DSPチップを搭載し、CPUに負荷をかけずにミキシング、モニタリング、ルーティング、エフェクトなどの処理が可能。

 24bit/192kHzの入出力に対応。フィジカル入出力/ASIO/WAVE/DirectSoundチャンネル間のオーディオルーティングやチャンネルアサインをカスタマイズできるヴァーチャルパッチベイを搭載し、WDM/DirectSound/ASIO 2.0ドライバにも対応している。

 「E-MU 1212M」は2chのアナログ(バランス)入出力を各1系統備えるほか、光デジタル、同軸デジタル、MIDI入出力も各1系統装備。さらに、ADAT入出力や、FireWireも備えている。SN比は、アナログ入力で120dB、アナログ出力でも120dBを実現したという。

E-MU 1212M

 「E-MU 1820/M」は、アナログ(バランス)入力を6ch、出力を8ch搭載。ヘッドフォン出力、同軸デジタル、光デジタル入出力を各1系統備えた最上位モデル。48Vのファンタム電源と、40dBの増幅が可能なTFProプリアンプを内蔵したマイク入力を装備。

 さらに、フォノ入力とスピーカー出力、2系統のMIDI入出力を搭載したハーフラックスペースのブレイクアウトボックスで構成される。これにより、最大18ch入力/20ch出力に対応。外部のハードウェアミキサーを必要としないシステムを組むことができるという。

 上位機種の1820Mは、ProTools HD192 I/Oインターフェイスが採用しているものと同じ A/Dコンバータを採用。さらに、Synecドーターカードも付属。Synecドーターカード用ケーブルや、ミニDIN-標準MIDI変換ケーブルなども同梱する。

E-MU 1820M E-MU 1820

Emulator X studio

 「Emulator X studio」はE-MU 1820に、「Emulator X」はE-MU 1212Mにソフトウェアサンプラー「Emulator X」を同梱したモデルとなっている。


□クリエイティブのホームページ
http://japan.creative.com/
□プレスリリース(E-MU 0404)
http://japan.creative.com/company/press/2004/040611-0404_Professional.asp
□プレスリリース(CreativeR Professional)
http://japan.creative.com/company/press/2004/040611-0404_Professional.asp?pdt=1
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【5月24日】【DAL】驚異のソフトウェアサンプラー「EmulatorX Studio」
~ 低価格ながら充実のエディット機能などを実装 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040524/dal146.htm
【4月5日】【DAL】第140回:E-MUの高機能/低価格オーディオインターフェイス
~ 59,800円でマスタリンググレード。「EMU-1820m」を検証 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040405/dal140.htm

(2004年6月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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