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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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NECエレクトロニクス株式会社は、16倍速DVD±R対応のシステムLSIチップセットを6月30日より発売する。光ピックアップのサーボ制御やレーザー出力制御などのアナログ処理を行なう「μPC3335」と、ATAPIインターフェイスやエラー訂正などを備えたデータ処理LSI「μPD63635」から構成される。 22日よりサンプル出荷開始され、サンプル価格は4,000円。6月30日からの量産を予定している。なお、同チップセットはパイオニアとNECが今後開発する記録型DVDドライブに採用される予定という。 「μPC3335」では、高速記録向けに回路を最適化したアナログプロセッサアンプを搭載。「μPD63635」は、データ処理系回路を最適化するとともに、配線遅延の低減を図り、従来の2倍の動作スピードを実現した。 また、レーザー出力制御用のライトストラテジ回路の採用や、新設計の位相同期ループ(PLL)方式を採用し、記録時の書き込みタイミングがずれるクロックジッタを現行機種の約1/2に低減(8倍速DVD記録時)。さらに、データを伝送する信号線を従来の1本から2本に増加させ、ノイズに強く高速かつ正確にデータをやり取りできるLVDSドライバの内蔵など、高精度な記録処理向けの回路構成を実現したという。 クロック制御の最適化などで、現行機種に比べて消費電力を約1割低減し、合計で1.0W(8倍速DVD再生時)とした。また、内部の端子を複数の機能で共有することで、現行機種と同等の薄型フラットパッケージを実現。ノートPC向けなど、小型化と低消費電力化が必要となるスリム型ドライブでも利用できるという。 □NECエレクトロニクスのホームページ (2004年6月22日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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