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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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凸版印刷株式会社は23日、高分子有機ELディスプレイ開発企業、Cambridge Display Technology(CDT)と、デンドリマー有機ELを開発するCDT-Oxfordの2社とで、大型フルカラー有機ELディスプレイの開発に向けた共同契約を締結したと発表した。デンドリマーをベースにした有機EL材料の開発とプロセスの最適化を目指し、2007年の商用化を予定する。
凸版印刷は、2002年にデンドリマー有機ELの開発を行なうOpsysと共同開発を開始し、同年にCDTの株式を10%取得、共同開発契約を結んでいる。 その後CDTがOpsysの経営権を取得し、CDT-Oxfordとなったことから、今回CDT、CDT-Oxford3社での共同開発契約を発表した。 有機ELのフルカラー化については、インクジェットやフォトリソグラフィなどを使った3色塗りわけや、白色ELとカラーフィルタの組み合わせなどが利用できる。 フォトリソグラフィによる印刷技術を利用できることから、凸版印刷は高分子有機EL、燐光分子系高分子のデンドリマー有機ELの両技術について開発を進め、フルカラー有機ELディスプレイのプロセス技術の確立を狙う。 同社総合研究所のスーパークリーンルームに、12インチクラスのVGAフルカラー・アクティブマトリックス・ディスプレイパネルの試作ラインを設置中。設備投資額は10億円で、CDTの材料技術をベースに「液晶テレビと同等の450nit(1nit=1m2あたり1cd/m2相当)における輝度半減寿命6万時間を目指す」としている。 □凸版印刷のホームページ [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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