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ニコンシステム、H.264動画ストリーム解析ツールを7月より発売
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7月より順次発売
標準価格:157万5,000円(NH264B1)
210万円(NH264M1)
連絡先:第2システム本部営業部
Tel.045-682-0136
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株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンシステムは、H.264に準拠した動画ストリーム解析ツールを7月より順次発売する。
ベースラインプロファイル対応の「NH264B1」が7月から発売され、価格は157万5,000円。とメインプロファイル対応の「NH264M1」が9月より発売され、価格は210万円。
パソコン用の解析ツールで、動作環境はPentium III 500MHz以上、対応OSはWindows 2000/XP。H.264に準拠したデータの検証や互換性のチェックなどを目的に開発されており、グラフィカルな表示により直感的に操作でき、効率的な解析が可能としている。
主な特長は以下のとおり。
- マクロブロック表示
ビデオ画像をマクロブロック(16×16ドットの小領域)単位に分割して表示する
- サブマクロブロック表示
ビデオ画像をサブマクロブロック(16×16/16×8/8×16/8×8/8×4/4×8/4×4ドットの小領域)単位に分割して表示する
- 動きベクトル表示
ビデオ画像をサブマクロブロック単位に分割して表示し、動きベクトルを矢印で表示する
- 量子化係数値表示
輝度と色差の量子化係数の値をマクロブロック単位で表示
- 参照ピクチャ
選択したピクチャの参照ピクチャリストを画像表示する「参照ピクチャ表示」とフレーム単位でグラフ表示する「参照ピクチャ遷移グラフ表示」の2つの機能を搭載
- 統計処理
読み込んだデータに対して統計的な処理を行なう。マクロブロック単位の符号量、フレーム単位の符号量などのグラフ表示、数値表示が可能
- YUV成分比較
指定したYUVファイルとデコード結果のYUVの成分を比較する
- プレビュー機能
ファイルを構成しているピクチャを別ウィンドウで連続再生可能
主な仕様
対応フォーマット | MPEG-4 AVC/H.264 |
対応プロファイル | NH264B1:ベースラインプロファイル
NH264M1:メインプロファイル、ベースラインプロファイル |
対応圧縮技術
(NH264B1/NH264M1共通) | I スライス、P スライス
イントラ予測
エントロピー符号化(CAVLC)
サブマクロブロック分割
複数参照画像
デブロッキング・フィルタ
エラー耐性ツール |
対応圧縮技術
(NH264M1のみ)
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エントロピー符号化(CABAC)
B スライス
重み付け予測
インターレス |
検証ストリーム | JVT Conformance Stream |
□ニコンのホームページ
http://www.nikon.co.jp/main/index.htm
□ニコンシステムのホームページ
http://www.nikon-sys.co.jp/
(2004年6月29日)
[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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