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株式会社東芝は12日、CD-R/RWに記録したATRAC3plusやMP3フォーマットをデコードする1チップLSI「TC94A60MFG」を開発したと発表した。2004年末の量産を予定しており、月産数量は100万個。8月にサンプル出荷を開始し、サンプル価格は2,000円となっている。 業界で初めて、MP3とATRAC CDのデコードに対応したLSI。ソニーのオーディオソフト「SonicStage」などで作成するATRAC CDとは、音声圧縮にATRAC3plusフォーマットを利用したCD-R/RWのこと。TC94A60MFGはRFアンプやデジタルサーボ、メモリなどもワンチップに集約しており、ATRAC CDとMP3に対応したCDプレーヤーを容易に開発できるという。 さらに、通常はマイコンを用いて行なうディスクの解析やタグ情報、曲名、再生時間のデータ管理などの処理をDSPに内蔵。イコライザなどの音場制御機能も搭載でき、システムの効率化を図っている。 また、音楽CDを再生するチップと、圧縮音声をデコードするデコーダチップをSiP(System In Package)技術で1つのパッケージに収めており、デコーダチップを入れ替えるだけでMP3/WMAに対応した製品(TC94A54MFG)に変更できる。 なお、同社は今後、CD以外の媒体に対応した製品や、MP3、WMA、ATRAC3plusの3種類以上のフォーマットに対応した製品なども、ニーズに応じて商品化していくとしている。
(2004年7月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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