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ティアック、8Nクラス銅を使った31万円の電源ケーブル
-アクロジャパン、オヤイデ電気との共同開発


8N-PC8100
7月29日発売

標準価格:
 「8N-PC8100」31万5,000円
 「8N-PC8000 STARQUAD」21万円

連絡先:お客様相談室
    Tel.0570-000-701


 株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、ストレスフリー 8Nクラス銅を使用した高級ケーブルシリーズの第2弾として、電源ケーブル2モデルを7月29日に発売する。価格は上位モデルの「8N-PC8100」(1.5m)が31万5,000円、下位モデルの「8N-PC8000 STARQUAD」(1.5m)が21万円。どちらも250本の限定生産となっている。

8N-PC8100と8N-PC8000 STARQUADの断面図

 日鉱マテリアルズのストレスフリー 8Nクラス銅を使用し、エソテリック カンパニーとアクロジャパン、小柳出電気商会が共同開発したケーブルシリーズ。

 ストレスフリー 8Nクラス銅とは、半導体用途と同等の母材生産プロセスによって生産された純度99.999999%以上の銅に、原子配列の歪みを除去するストレスフリー加工を施したもの。

 なお、8Nクラス銅素材の生産が極めて困難なことから、日鉱マテリアルズでの生産は今回の製品で最後になるという。

 上位モデルの8N-PC8100は、導体に0.37φ×50本×3のストレスフリー 8Nクラス銅を採用。3芯撚り構造を採用しており、ケーブルの外径は16mm±0.3mm。絶縁体にはポリオレフィン樹脂を使用。内部シースには、この樹脂にアモルファス粉体を練りこんだ新素材を使っている。外被膜はUVポリウレタン。

オヤイデの技術も投入した新開発のプラグ。画像は8N-PC8100

 プラグは小柳出電気商会の技術を投入した新開発のもので、接触部分に鉄製分を含まない特殊リン青銅を採用。仕上げには24K金の直金メッキとパラジウムメッキを施している。

 コネクタ本体は特殊樹脂を削り出したもので、振動を分散・吸収するためのスリットや、アルミリング、カーボンケブラーコンポジットスリーブなどを採用。不要振動を抑制したという。

 なお、ケーブル長は1.5mだが、特注で延長にも対応。50cm毎に追加料金として73,500円が必要となる。

8N-PC8000 STARQUAD

 8N-PC8000 STARQUADは、導体に0.26φ×19本×4のストレスフリー 8Nクラス銅を採用。スターカッド撚り構造を採用しており、電源からのノイズが出にくく、SN感に優れているという。

 プラグ部は8N-PC8100と同様で、特殊リン青銅に24K金直メッキとパラジウムメッキを施している。ケーブル長は1.5mで、50cm毎に42,000円で延長も可能。


□ティアック エソテリック カンパニーのホームページ
http://www.teac.co.jp/av/
□製品情報
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/powercable/index.html
□関連記事
【4月13日】ティアック、7Nクラス高純度銅採用の高級ケーブル
-三菱電線やアクロジャパンと共同開発
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040413/teac.htm

(2004年7月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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