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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ヤマハ株式会社は28日、インテリア性を重視したという5.1chスピーカーセット「225シリーズ」と「125シリーズ」を発表した。 225シリーズは、トールボーイスピーカー「NS-225F」、センタースピーカー「NS-C225」、リアスピーカー「NS-M225」、サブウーファ「YST-SW225」をラインナップ。発売は9月下旬を予定し、カラーバリエーションとしてチェリー(MC)とホワイトウッド(MW)を選択できる。 125シリーズは、トールボーイスピーカー「NS-125F」、センタースピーカー「NS-C125」、リアスピーカー「NS-M125」、センター1台とリア2台をセットにした「NS-P125」をラインナップ。カラーはチェリー(MC)とブラック(B)を用意し、NS-P125のみシルバー(S)となっている。9月上旬に発売予定。
■ 225シリーズ
薄型大画面テレビとのマッチングや、インテリアとの調和をコンセプトにした細身のスピーカーシリーズ。 フロント、センター、リアのユニットは共通で、コーン型ウーファに新設計の8cmPMD(Polymaer Injected Mica Diaphragm)を採用(NS-C225のみ6.5cm径)。ツィータは3cmのアルミマグネシウム合金のドーム型となっている。インピーダンスは6Ω。再生帯域は65Hz(NS-F225は60Hz)~50kHz。出力音圧レベルは86dB/2.83V(1m)。 キャビネットはチェリー、ホワイトウッドともMDFのリアルウッド突き板仕上げ。すべて防磁設計となっている。金メッキ真鍮削り出しのスピーカーターミナルを採用する。 フロント用トールボーイタイプのNS-225Fは、2ウェイ3スピーカーのバスレフ型。8cm径コーンウーファ×2、3cm径ドームツィータ×1を搭載する。外形寸法は236×236×1,050mm(幅×奥行き×高さ、スタンド含む)、重量は7.7kg。 センタースピーカーのNS-C225は、2ウェイ5スピーカーの密閉型。ユニット構成は、6.5cm径ウーファ×4、3cmドームツィータ×1。外形寸法は440×133×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.8kg。 NS-M225はリアスピーカー向けブックシェルフタイプ、2ウェイ3スピーカーの密閉型で、外形寸法および重量は107×133.7×360mm(幅×奥行き×高さ)、2.4kg。
サブウーファのYST-SW225は、新開発の「A-YST II」方式を採用したアクティブサブウーファ。従来のA-YSTから負性インピーダンス回路を改良し、歪みを大幅に低減したという。 また、ポートの形状を変更し、自然対数関数を使ったカーブを付けた。これにより風切音を低減できたとしている。 そのほか、下向きのウーファユニットとキャビネット底面のピラミッド型拡散板を組み合わせた「QD-Bassテクノロジー」など、同社製サブウーファ一連の技術を採用している。 アンプ出力は120W。ユニットは20cm径で、再生帯域は28Hz~200Hz。外形寸法は290×349×350mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.5kgとなっている。
■ 125シリーズ
フロント、センター、リアには「NS-10M」系のユニットをベースに新開発した8cmホワイトコーンウーファを採用。ツィータは2.2cmバランスドーム型で、インピーダンスは6Ω。すべて防磁設計となっている。出力音圧レベルは86dB/2.83V(1m)。 キャビネットはMDF製。チェリーに加え、最近のヤマハとしては珍しくブラックも用意する。同社はAVアンプでブラックモデルを限定生産しているが、国内でも人気は上々だという。「インテリア志向の高まりを受け、ブラック人気が復活するのでは」(同社)との見方もあるという。 NS-125Fはフロント用のトールボーイタイプ。ウーファ×2、ツィータ×1のバスレフ型2ウェイ3スピーカーで、再生帯域は60Hz~35kHz。外形寸法および重量は236×236×1,050mm(幅×奥行き×高さ、スタンド含む)、7.2kg。 センタースピーカーのNS-C125は、ウーファ×2、ツィータ×1のバスレフ型2ウェイ3スピーカー。再生帯域は70Hz~35kHz。外形寸法は340×131.6×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2kg。
NS-M125はリアスピーカー向けのバスレフ型2ウェイ3スピーカー。再生帯域は70Hz~35kHz。外形寸法は105×132.6×340mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2kg。 なお、125シリーズに組み合わせるサブウーファとして、7月上旬発売の「YST-SW010」を推奨している。 NS-P125は、センター(NS-C125)×1、リア(NS-M125)×2を組み合わせた3台1組のセットモデル。本体には焼付け塗装を施している。仕様はNS-C125、NS-M125と共通。
■ YPAO搭載AVアンプの新製品を参考出品
ヤマハエレクトロニクスマーケティング社長の中山二三夫氏は、今回の新製品の投入で「これからもホームシアター分野No.1の地位を保っていきたい」とする。 同社のホームシアター製品には、エントリー向け「シネマステーション」、こだわり派向けの「お茶の間デジタルシアター」、PCエンターテイメント派の「サウンドステーション」、さらにマニア向け単品コンポーネントといった4つの主要ラインナップがある。これらにより、一般顧客から本格的なホームシアター顧客までのカバーを目指している。 さらに今回の新製品では「インテリア志向の顧客」をターゲットに据え、「薄型テレビの普及や、一般化するホームシアター市場に対応する」(同社)という考えを打ち出した。特に「購入者はパートナー(女性)の意見を無視できない」ことに着目し、インテリア志向は女性攻略に有効だとの考えを示した。 なお、会場では年内から来春に向けて発売になると見られる製品が参考出品された。そのうち、金属エンクロージャの「スリムスピーカーシステム(5.1chパッケージ)」、「薄型スピーカーシステム」や、薄型AVアンプは今回発表のインテリア志向を踏まえたもの。
フルサイズAVアンプは2機種を参考出品。どちらも自動音声補正のYPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)用マイク入力を備えている。前面のロゴによるとTHXセレクトの認証を得る模様。ドルビーデジタルEX、ドルビープロロジックIIx、DTS-ES、DTS 96/24のロゴもあった。オンスクリーンメニューも搭載。また、マイクロコンポ「ピアノクラフト」シリーズとして初のDVD搭載モデルも出品した。
□ヤマハのホームページ (2004年7月28日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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