◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
社団法人日本レコード協会(RIAJ)は4日、依田巽会長が3日付で会長職を辞任したと発表した。本人の申し出によるもの。
エイベックス株式会社における依田氏の会長兼社長の退任を受けたものと見られ、後任が選任されるまでは田辺攻専務理事が職務を代行する。 依田氏の会長退任は、7月30日のエイベックス取締役会に端を発する。グループ会社の株式会社アクシヴ社長、千葉龍平氏の利益相反取引をめぐり、創業メンバーの1人である松浦勝人専務取締役と依田氏が対立。千葉氏の辞任勧告が承認された後、松浦氏から依田氏の解任動議が提出された。取締役会はこれを否決、松浦氏と千葉氏は同日付で辞任を届け出た。この時点でエイベックスは「両氏の辞任による方針の変更は一切ない」と発表している。 しかし、音楽プロデューサーとして所属アーティストに強い影響力を持つ松浦氏の辞任は、結果として浜崎あゆみさんなど所属アーティストの移籍や、社員離脱の懸念を巻き起こす。松浦氏の辞任が伝えられた2日、エイベックスの株価はストップ安まで下落した。 エイベックスでは3日に松浦氏と千葉氏の復帰を決め、「現在報道されているアーティスト移籍の懸念等は解消する」と伝えた。一方依田氏は、3日付で名誉会長に退いた。 依田氏は2003年3月にRIAJ会長に就任。「レコード製作者の権利擁護と拡大」、「権利の保護期間延長問題への対処」などを方針としていた。依田氏は、日本経済団体連合会(経団連)、日本映像ソフト協会(JVA)で理事を務めている。 □RIAJのホームページ [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
|
|