◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
株式会社ノバックと、ソフトバンクBB株式会社、三井物産株式会社の3社は9日、「PCとデジタル家電の新たな楽しみ方を提案する」という新ブランド「ViVaEleca」(ビバエレカ)を設立したと発表。同ブランドの第1弾製品としてリムーバブルHDD/DVDプレーヤー「Mpeg HDGate」(エムペグ・ハーディゲート)などを公開した。
ViVaElecaは、主にノバックが製品の企画・開発を行ない、ソフトバンクBBが国内で独占的に販売、三井物産が輸入調達や欧州を中心にした海外展開を担当するという新ブランド。国内の販売は、ノバックの100%子会社である株式会社ジェット・オンラインを通じて行なわれる。
■Mpeg HDGate
PCで使用する3.5インチのIDE HDDをメディアとして利用できるHDD/DVDプレーヤー。9月下旬に発売され、価格はオープンプライス。店頭予想価格は24,800円前後の見込み。HDD再生機能を利用するためには別途HDDを用意する必要がある。 3.5インチHDDに記録したMPEG-1/2、DivX、MPEG-4(AVI)ファイルの再生に対応。HDDは「HDカセット」(ハーディーカセット)と呼ばれる専用のケースに設置。ケースごとプレーヤー前面左のスロットに挿入する。動画ファイル以外にもJPEGフォーマットの静止画、MP3形式の音声ファイルも再生できる。 HDカセットとPCの接続はUSB 2.0を使用。対応OSはWindows 2000/XP、Mac OS X 10.0.4以上。HDカセットにUSB端子を装備しており、HDDをHDカセットに入れたままPCと接続可能。接続後はPCの外付けHDDとして機能し、動画や音声データなどをコピーできる。なお、ファイルフォーマットはFAT32/NTFSに対応。容量137GB以上のBigDriveもサポートしている。
DVDプレーヤー部はDVDビデオ、ビデオCDに加え、記録型DVDに書き込んだMPEG-1/2、DivX、MPEG-4(AVI)の再生に対応。DVD-R、DVD-RW(-VRモード)、DVD+R/RWの再生もサポートする。 バンドルソフトとして、ユーリードのビデオ編集ソフト「Video Tool Box2 for Mpeg HDGate」を同梱。CMカット編集やDivXフォーマットへのエンコードなどが手軽に行なえるという。 映像出力端子は、コンポジット、S映像、コンポーネントを各1系統装備。音声出力はアナログ、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意する。プレーヤー本体の外形寸法は420×265×50mm、重量は2.5kg。HDカセットのサイズは187×115×34mm(同)、HDD未装着時の重量は330g。
■PCにも家電にもとらわれない自由な製品を
ノバックの中島洋一社長は「情報家電の登場で、今まで違うものだったAV機器とPCが、融合に向かって進んでいる。こうした状況の中で、ソフトバンクBBさんの方から“AVとPCのどちらの枠にもとらわれない自由でわくわくする製品を作ろう”と、誘われ、願ってもないチャンスと引き受けた」と、新ブランド設立の経緯を説明した。 しかし「ノバックは大きな会社ではなく、こうした大きなプロジェクトで製品の企画や開発を行なうとなると、人材や資金面で不安があった」(中島社長)という。だが、「ある会社の紹介で三井物産さんと知り合い、人材や資金面で力強くバックアップしてくれることになった。こうして第1弾製品を発表できるのは摩訶不思議な縁によるものと言ってもいい」と喜びを語った。 また、今後のラインナップとして、同じHDカセットにテレビ放送などを録画できるレコーダタイプの製品や、USB 2.0接続のシリコンチューナ内蔵テレビキャプチャユニットなどを第4四半期に、次いで子供向けのポータブルDVDプレーヤー、2005年第1四半期には「カスタムユニットシステムテレビ」をリリースするという。このテレビはFPDを採用したもので、詳しい内容は未定だが、テレビ画面を使ってネットサーフィンを行なうなど、用途に合わせて様々な機能の組み合わせ、追加ができるという。
□ノバックのホームページ
(2004年8月9日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved. |
|