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日本ビクター株式会社は11日、DVD原盤と同等のコストで再生専用「BD-ROM」の原盤を製造できるという「拡張DUV(Deep UV)マスタリングシステム(仮称)」を開発したと発表した。 これまで、Blu-ray Discの原盤を製造するためには、レーザービームより細かい電子ビームや、真空中で作製する特殊な材料などを用いた高価なシステムが必要で、製造コストがDVDより割高になる要因となっていた。 今回同社が開発した技術は、遠紫外線レーザービーム(DeepUV)を使ってBlu-rayの原盤を製造するというもの。原盤材料も真空装置を使わずに、回転塗布で作製できる新開発の高解像度レジスト(感光性高分子樹脂)を採用している。 このため、DVDの原盤製造装置の発展型として、従来装置のレーザー発振器を交換するなど、若干の変更を施すだけでBlu-rayに対応した原盤製造システムが構築できるという。
ほかにも、原盤への高密度信号記録を実現するためにビーム照射機構の移動ユニットを高精度化。さらに、レンズの高さ精度と安定性を飛躍的に向上させるという「ダイレクトフォーカスサーボユニット」を開発し、フォーカスの変動を従来の10分の1に減少、回転記録も安定化したという。 また、信号を記録するピットを形成する際に、信号を強めてピットの形状を鮮明にする「2Tブースト(記録補償)回路」を開発し、ジッタの低減も図っている。
(2004年8月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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