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三菱電機株式会社は24日、秋冬商戦向け新製品の関係者向け展示会を都内で開催した。その中で、42V型および50V型プラズマテレビや、国内向けの62V型DLPリアプロジェクションテレビを参考出品。2004年度中に発売する見込み。また、ホームシアター向けDLPプロジェクタの新製品も参考展示した。
■ 50V型プラズマと62V型DLPリアプロを2004年度内に発売
参考出品の50V型プラズマテレビは、解像度1,365×768ドットのパネルを使用。HDMI入力やPC入力を装備し、HD映像出力とPC画像出力のマルチユースを売りにするという。チューナ一体型のボディを採用し、デジタルチューナを採用する見込み。価格は未定。 62V型DLPプロジェクションテレビは、すでに米国で発売済みの62V型をベースにしたと見られるモデル。解像度1,280×720ドットのDMD素子を使用し、HDMI入力や静止画表示用のメモリーカードスロットを備える予定。
会場では、米国向けのフラットパネルテレビも展示していた。最も目立つ製品は、82V型のリアプロジェクションテレビ。すでに発売済みで、価格は21,000ドル。投写デバイスにLCOS(Liquid Crystal on Silicon)を使用するのが特徴。パネルの製造元は明らかにされていない。解像度は1,280×720ドット。
HDMIに加えてIEEE 1394端子を備え、HAVi(Home Audio Video Interoperability)対応のデジタルAVネットワークを利用できる。具体的には、テレビ上のGUIから接続した対応機器(同社製のD-VHSなど)の制御が可能になる。 そのほか、42V型液晶テレビ、61V型プラズマテレビを参考出品。42V型は10月に米国で発売する予定で、内蔵した120GB HDDへハイビジョン映像を12時間録画できる。価格は14,000ドル程度。 展示した米国向けテレビの国内発売はすべて未定。国内ではデジタルAV分野に出遅れた感のある同社だが、展示の目的を「米国での順調なセールスを来場者に印象付けるため」としている。
■ リビング向けのDLPプロジェクタも参考出品
会場奥には、0.6型1,024×576ドットのDMD素子「マッターホルン」を採用した新プロジェクタを展示していた。10月発売の見込みで、標準価格は30万円程度と見られる。 現行の「D-1208」より、リビングなど比較的明るい環境での使用を考慮したモデル。1,000ルーメン以上の明るさを実現し、コントラストは4,000:1となっている。 カラーホイールの一部にON/OFF可能な白(透明)を配置し、色再現を重視する場合はOFF、明るさを稼ぎたいときはONという使い方ができるという。 レンズは光学絞り付きで、絞り羽は三日月状の羽根1枚という機構。また、レンズ先端の下部に遮光板を配置し、投写光の下方への光漏れを遮断、光の利用効率を高めている。レンズシフトはなし。打ち込み角度を深くしたため、天吊りでの利用が向くという。動作音は暫定で30dB程度。
□三菱電機のホームページ (2004年8月24日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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