◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
ソニーは、フルデジタルアンプ「S-Master PRO」を採用したマルチチャンネルアンプ「TA-DA7000ES」を11月21日に発売する。価格は241,500円。
2003年11月に発売したフラッグシップモデル「TA-DA9000ES」(60万円)の下位機種に当たり、S-Master PRO、i.LINK、最大9.1ch再生といった特徴を受け継いでいる。フロントデザインはTA-DA9000ESと同イメージだが、高さは174mmと低くなっている(TA-DA9000ESは238mm)。 S-Master PROは、同社のフルデジタル処理回路「S-Master」を進化させたもの。TA-DA9000ES同様、「パルスハイト・ボリューム」、「DCフェーズ・リニアライザー」などを搭載する。 パルスハイト・ボリュームは、ボリューム調整時にパルスの高さを変えて音量を変化させる。デジタル・ビット領域で調整する方法に比べ、「情報の欠落がない」という。DCフェーズ・リニアライザーは、アナログアンプの位相特性をデジタルでシミュレートし、低域の位相をアナログ音声と同様に回転させる機能。デジタルアンプは位相回転がないため、特性がフラットになる。これをアナログアンプ同様の低音感に変化させる。 定格出力は120W×7ch、実用最大出力は150W×7ch(4/8Ω共用)。S-Masterは熱による影響をほとんど受けないため、大出力化が容易だという。また、発熱による音への影響が「最小限に食い止められる」としている。周波数特性は10Hz~50kHz(±3dB、パワーアンプブロック)、SN比は100dB(サラウンド、EQすべてOFF)。 サラウンドスピーカーはA/B/A+Bの切替が可能。Aは5.1ch再生時、Bは7.1ch再生時、A+Bは9.1ch再生(L/C/R/LS×2/RS×2/LB/RB)時に使用する。
i.LINK端子を搭載し、SACDのDSD信号をマルチチャンネルで入力できる。同社が接続を確認したのは「SCD-XA900ES」と「SCD-DR1」。 また、HDMI入力2系統とHDMI出力1系統を装備するほか、映像入力はコンポーネント×2、D4×2、S映像×5、コンポジット×5。映像出力はコンポーネント×1、D4×1、S映像モニター×1、S映像×2、コンポジットモニター×1、コンポジット×2。 音声入力は、光デジタル×5、同軸デジタル×3、アナログ(映像用)×5、マルチチャンネル×1、PHONO(MM)×1、LINE×4。音声出力は、光デジタル×1、アナログ(映像用)×2、REC OUT×2、。コンポジット入力をコンポーネントにアップコンバートする「Video Up Convert to D端子」も1系統備える。 液晶付きAVリモコンに加え、簡単リモコンも付属する。外形寸法は430×475×174mm(幅×奥行き×高さ)、重量は23.5kg。 □ソニーのホームページhttp://www.sony.co.jp/ □ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200409/09-0903/ □関連記事 【2003年10月14日】ソニー、「S-Master PRO」搭載のフルデジタルAVアンプ -i.LINK端子や、ビデオアップコンバート機能などを装備 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031014/sony1.htm
(2004年9月3日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
|
|