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松下、100kHz再生に対応したマルチチャンネル向けスピーカー


SB-PF800
12月1日発売

標準価格 オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、ホームシアターやマルチチャンネルオーディオ向けのスピーカーシステム「PF800シリーズ」を12月1日に発売する。

 ラインナップは、フロント用「SB-PF800」(1本)、センター+サラウンド用「SB-AFC800」(計3本)、サブウーファ「SB-WA800」、サラウンドバック用「SB-PS800A」(1本)。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は順に、7万円前後、75,000円前後、7万円前後、25,000円前後と見られる。

 ホームシアター向けスピーカーとして、サラウンド感、定位感、指向特性の改善を図った「Cineplex Sound」のトップエンドモデル。MDFキャビネットにリアルウッド突板仕上げを施すなど、高品位な外観を求めた。また、側面をラウンド形状とし、音の回折反射を抑えたという。

 また、ネットワークに高音質フィルムコンデンサやOFC線によるチョークコイルを採用。内部配線にもOFCを採用する。


■ SB-PF800

SP-PF800(左)とSB-PS800A(右)の背面

 バスレフ型の3ウェイ6スピーカー。2.5cmのツイータには100kHz(-16dB)再生に対応したチタンドーム型ツイータを採用し、制振シートがもたらすパネル表面の不要音反射も低減。「DVDオーディオソースなどの良さを余すところなく再現する」としている。

 8cm径のミッドレンジには、高内部損失のPPマイカグラファイトを振動板に採用。ボーカル帯域の表現力を高めたという。また、独立したキャビティに収めることで、ウーファの音圧から影響を受けない設計とした。さらにウーファとミッドレンジの間にスリットを設け、不要振動の伝達を抑えている。

4基のウーファユニットはダブルダンパ構造の8cm径。大型ロールの発泡ゴムエッジやPPマイカ振動板などを採用し、完全並列駆動することで振幅を完全に均一化したという。背面に2つのエアロストリームポートを設け、40Hzまで低域再生が可能としている。

 背面にバイワイヤリング対応の金メッキスピーカーターミナルを装備。インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは83dB/W(1m)。外形寸法は270×280×1,084mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.5kg(1本)。


■ SB-AFC800/PS800A

 SB-AFC800は、センタースピーカー1本とサラウンドスピーカー2本を組み合わせたセットモデル。ユニット構成は3本とも共通。

 8cmウーファ×2、2.5cmツイータ×1の2ウェイ3スピーカー、仮想同軸構成を採用し、ツイータは50kHzまでの再生が可能。ウーファはPPマイカ振動板を採用し、エアロストリームバスレフポートとあわせて55Hz(-16dB)の再生が可能としている。

SB-AFC800 SB-PS800A

 インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは81dB/W(1m)。外形寸法は380×205×146mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.8kg(1本)。

 SB-PS800Aは、サラウンドバック用として用意した1本売りの2ウェイ3スピーカー。ユニット構成や仕様上の再生能力はセンター+サラウンドのSB-AFC800と共通。外形寸法および重量は、146×205×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.8kg。


■ SB-WA800

SB-WA800

 定格出力200W×2のアクティブサブウーファ。17cm径のウーファユニットを2基搭載し、キャビネット前後に対向して配置。振動による反作用を打ち消すことで、不要振動を大幅に低減したという。また、ユニット間の距離を利用する新方式で部屋の定在波も低減させるという。

 再生周波数帯域は28Hz~300Hz(-16dB)。クロスオーバー周波数は50Hz~200Hz。位相コントロール、オートパワーON/OFFといった機能も備えている。外形寸法は255×467×462.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約21kg。


□松下電器のホームページ
http://matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040907-5/jn040907-5.html

(2004年9月7日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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