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パイオニア、自動音場補正機能を強化したAVアンプ
-PCと接続して室内の残響状態を3Dグラフ表示


10月上旬発売

標準価格:231,000円

連絡先:カスタマーサポートセンター
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 パイオニア株式会社は、進化した自動音場補正システムやDVDオーディオやSACDの伝送が可能なi.LINK端子を備えたAVアンプ「VSA-AX5Ai-N」を10月上旬に発売する。価格は231,000円。

 付属の専用マイクを使い、各スピーカーの音圧レベルや距離、周波数特性などを自動補正する「MCACC(Multi Channel Acoustic Calibration System)」をグレードアップ。周波数特性の補正を行なう際に、周波数と音量レベルだけでなく、時間軸を加えた3次元方式の補正が可能になった。これにより、環境による残響音に左右されない、直接音を中心とした補正が行なえるという。

 さらに、補正に関するすべてのパラメータのマニュアル設定が可能になった。PCとの連携機能も備え、RS-232C端子で接続したPC上で、測定した部屋の残響状態をフルカラーの3Dグラフィックスで表示可能。なお、テレビと接続した場合は2次元表示となる。

 デジタル入力端子として、i.LINK端子「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」を装備。DVDオーディオやSACDのマルチチャンネル音声などの伝送が可能なほか、PQLS(プレシジョン・クォーツロック・システム)を装備し、ジッタの低減を図っている。さらに、SACDのDSD信号を1ビットのまま再生する「SACDダイレクト」モードなども利用できる。

 モトローラの48bit DSPを2基搭載。対応サラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル EXやDTS-ESをはじめ、DTS 96/24やドルビープロロジック IIx、DTS Neo:6、AACなどのデコードが可能。

 パワー素子は「A.D.E.MOS FET」を全7chに搭載。各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」を採用している。最大出力は160W×7ch。

 筐体は「3次元スペースフレーム構造」を採用。ほかにも、信号経路を最短化する「コンセントレーテッド・ダイレクト・コントラクション」などを採用。インシュレーターはTAOCブランドのハイカーボン鋳鉄製のものを使用している。

 音声入力端子は、アナログステレオを5系統、同軸デジタルを2系統、光デジタルを3系統、7.1ch入力を1系統用意。さらに、入出力兼用のi.LINKを2系統、USB端子も1系統備えており、USBオーディオとしても利用可能。LD用のRF入力、PHONO入力も装備している。映像入力はコンポジットとS映像を各5系統、コンポーネントとD4を各2系統用意する。

 音声出力端子は、7.1chのアナログを1系統、光デジタル、アナログステレオを各2系統用意。映像出力はコンポジットを4系統、S映像を3系統、コンポーネントとD4を各1系統備える。

 外形寸法は420×464×188mm(幅×奥行き×高さ)。重量は21.2kg。大型LCDを搭載したマルチオペレーション対応の学習リモコンが付属。さらに、同社のプラズマテレビのリモコン受光部で、AVアンプのリモコン信号を受けられるSR端子なども備えている。


□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release456-j.html
□関連記事
【8月18日】パイオニア、MCACC搭載のミドルレンジAVアンプ2モデル
-THX SELECT準拠。上位モデルにはi.LINKを搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040818/pioneer.htm

(2004年9月15日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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