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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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エイベックス株式会社は、2002年3月より導入してきたコピーコントロールCD(CCCD)の取り組みが一定の成果を得たとして、今後はCCCDの採用をアーティスト/作家、ディレクターなどの判断に委ねながら弾力的に採用することを決定した。 同社では2002年3月のCCCD導入を決定して以来、原則的に全ての音楽CDタイトルでCCCDを採用。CD-Extra採用ディスクなど、技術的にCCCDの導入が困難な場合を除いて、全てのタイトルをCCCDでリリースしてきた。 しかし、9月22日以降にリリースするCDから、コピーコントロール機能を施すか否かについて、商品ごとに弾力的に決定していくこととした。従来はアーティストサイドで「通常のCDで出したい」という意向があっても、CCCD化が避けられなかったが、今回の決定によりアーティストや作家、ディレクターなど、製作現場での協議により、通常のCDかCCCDで発売するかの選択が行なえるようになるという。 同社では、今回の決定について「2002年より導入してきたCCCDでは、著作権の重要性を啓発し、カジュアルコピーを防ぐことを目的としていた。著作権の重要性がある程度認知されたほか、ファイル交換ソフト利用者の減少など、その取り組みが一定の成果を挙げることができたと判断したため」説明している。 また、「iPodに代表されるようなHDDオーディオプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみに対応することも理由のひとつ」としている。 さらに、9月よりスーパーオーディオCD(SACD)やDVDオーディオの積極採用も予定。SACDではCDとのハイブリッドディスクを、DVDオーディオではDVDビデオとのハイブリッド仕様や5.1ch収録など同じ音楽コンテンツを複数の様式でラインナップ可能となる。同社では「著作権保護の強化を図りながら、より付加価値の高い音楽パッケージをユーザー届けていく」という。 また、「HDDオーディオプレーヤーへの転送やCD-Rコピーを可能にする新しいDRM技術が開発されれば、新技術の導入も積極的に検討していく。今後も著作権侵害およびこれに類する行為には、法的手段を含め断固とした対応を行なっていく」としている □エイベックスのホームページ (2004年9月17日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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