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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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NECエレクトロニクス株式会社は24日、HD DVDの記録と再生ができる特定用途一般顧客向けLSI(ASSP)の開発に業界で初めて成功したと発表した。同社とNECとの共同開発となっており、今後開発するHD DVDドライブに採用される予定としている。 同社では、高速AD変換器や、安定した高速記録/再生を実現するというデジタル位相同期ループ(PLL)回路、ETM記録符号を高い品質で再生できるように最適化されたViterbi(ビタビ)検出器などによる「デジタル・リードチャネル」を開発。HD DVDの最大2倍速記録・再生に対応した。 また、同社が6月に発売した、現行のDVD記録ドライブ用システムLSI「μPC3335」および「μPD63635」と組合せて使用することも可能。今回開発されたLSIがHD DVD記録信号の符号化/復号化を担い、「μPC3335」、「μPD63635」がCDとDVDの記録信号の符号化/復号化と、ピックアップの位置を制御するデジタルサーボ機能、パソコンなどと接続するためのATAPIホストインターフェイス機能を担うことが可能。 さらに、専用のデータ転送機能も内蔵しており、HD DVD用データを「μPD63635」に内蔵したバッファRAMインターフェイスブロックを介して、バッファRAM間で高速に移動できる。これらの機能により、現行のCD/DVDメディアの記録・再生にも対応した、HD DVDシステムを容易に構築できるという。
同社では開発の背景について、「次世代DVDシステム市場が2007年から2008年にも立ち上がると考えて開発した。次世代DVDシステムの応用製品の製品化を早め、市場の立ち上がりに寄与すると考えている」と説明している。
□NECエレクトロニクスのホームページ [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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