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株式会社有線ブロードネットワークス(USEN)とエイベックス株式会社は28日、資本提携を伴う業務提携に合意したと発表した。USENは10月下旬を目処にエイベックスの株式を取得し、同社を持分法適用会社化。両社は今後、デジタルコンテンツ流通における新規事業を含む戦略構築を協力して行なっていく。 なお、エイベックスはこの提携に先立ち、27日に代表取締役、および役付取締役の異動と新経営体制を発表。社長に松浦勝人氏(現・執行役員)、副社長に千葉龍平氏(現・株式会社アクシヴ社長)がそれぞれ就任。社名も10月1日をもって、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(AGHD)に変更する。 エイベックスは、7月に千葉龍平氏の利益相反取引をめぐり、創業メンバーの1人である松浦勝人専務取締役(当時)と依田会長兼社長(当時)が対立。松浦氏と千葉氏が辞表を提出し、浜崎あゆみさんら、所属アーティストもそれに追従する動きを見せるなどの騒動に発展。その後、エイベックスは松浦氏と千葉氏の復帰を決定し、依田氏が名誉会長に退くことで事態が沈静化した。 松浦氏の社長就任に加え、USENが筆頭株主になることでエイベックスの経営体制は一新。事業面でもUSENとの業務提携に伴い、USENのFTTHなどを使った、デジタルコンテンツ流通における新規事業を展開。さらに、USEN以外のネットワーク事業者へのコンテンツ提供も行なっていくとしている。 なお、USENは、同社が展開する有線放送事業、カラオケ事業、FTTHを使ったブロードバンドの各インフラ拡大に、エイベックスが保有するコンテンツを利用する。 USENはエイベックスの依田巽氏、松浦勝人氏、小林敏雄氏、林真司氏から株式を取得。所有株式割合が20%以上の筆頭株主となり、依田氏、松浦氏、小林氏はそれぞれ約7%の株式を所有する第2位株主になる。また、USENの宇野康秀代表取締役社長は、28日付で、エイベックスの特別顧問に就任している。
(2004年9月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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