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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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カノープス株式会社は、HDV対応のノンリニアビデオ編集システム「VELXUS 500」を11月上旬より発売する。価格は417,900円。対応OSはWindows XP。
HDV規格のハイビジョン映像に対応したノンリニアビデオ編集システム。PCIバス用のメインボード「SHX-E1」と、拡張ボード「HX-HD1」、編集ソフトの「EDIUS Pro 3」から構成される。SD解像度での利用時には32bit PCIバスで利用できるが、HD解像度の編集時には、64bit/66MHz PCIバスが必要となる。 既存のミニDVテープにHD映像を記録する「HDV」規格の製品で、1080i/720pのHDV映像の入力、1080iでの出力が可能となっている。独自コーデックのCanopus HQ Codecを採用し、HDVカメラからのリアルタイムキャプチャが行なえる。なお、ソフトウェアコーデック採用のため、VELUXS搭載システムはハイスペックなPC環境が要求され、HD解像度での編集時の動作環境はCPUはXeon 3.2GHz以上、メモリ1GB以上、グラフィックカードのビデオメモリは128MB以上となる。
高度な編集や動作速度を優先する場合は、Canopus HQ Codecでのキャプチャ/編集が推奨されるが、HDVのネイティブ編集も行なえる。1080i/720pのHDV混在環境でも作業が行なえ、タイムラインに配置した1080i/720pのカット編集のデモではかなり高速に動作していた。 メインボート/拡張ボードは、EDIUS Pro 3の認証キーとしても動作するほか、DV入力や、ハードウェアオーバーレイ機能、ビデオ出力機能などを装備する。ビデオ出力としては、メインボードにコンポーネント(BNC)×1、S映像×1、コンポジット(BNC)×1、ビデオ入力もコンポーネント(BNC)×1、S映像×1、コンポジット(BNC)×1を搭載。XLRのバランスオーディオ、RCAのアンバランスオーディオを各2系統装備するほか、拡張ボードにコンポーネント(BNC)出力を備えている。
148kHz/12bitのビデオDACを搭載し、ビデオ出力からのモニタ映像の高品位化を図った。「PCディスプレイ上ではカラーバランスや、テロップなどの色の確認が困難。実際の出力にあわせたモニター環境での編集結果確認が重要と考えた」という。 編集ソフトの「EDIUS Pro」も新バージョンのEDIUS Pro 3となり、ビデオとオーディオの分離設定や、EDLサポート、SMPTEトランジション対応、カノープス製タイトラー「Quick Titler」の標準装備などの機能強化が図られた。 また、MPEGエンコーダの「ProCoder Express for EDIUS」や、タイトル作成ソフト「Title Motion Pro for Canopus」、DVDオーサリングソフト「DVD workshop 2SE」、オーディオ編集ソフト「ACID Music Studio 4」、「Canopus Plug-ins for Adove Software」などが同梱される。
「VELXUS 500」を組み込んだターンキーシステム「REXCEED MODEL 3000」も11月上旬に発売される。価格は1,554,000円。また、19インチラックマウント対応のブレークアウトボックス「SHX-B100」も12月上旬に発売される。価格は52,290円。 さらに、放送局/編集プロダクション向けのHD/SD編集システム「HDWS-1000」向けのマルチI/Oプロセッサ「HDBX-1000H」と「HDBX-1000S」も11月下旬より発売する。価格はHDBX-1000Hが1,207,500円、HDBX-1000Sが913,500円。 また、通常の4.7GB DVD-RにHDのMPEG映像を記録したビデオプレーヤーのデモも行なわれた。720pのMPEG-2映像を独自にオーサリングして、DVD-Rに記録。デモ機に専用のデコーダを搭載して、ハイビジョン映像を再生した。
□カノープスのホームページ (2004年9月29日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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