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東芝松下ディスプレイ、世界最大32V型低温ポリシリコン液晶


9月29日発表


 株式会社東芝松下ディスプレイテクノロジーは29日、32V型ワイドの低温ポリシリコンTFT液晶を開発したと発表した。

 これまで、低温ポリシリコンTFTの量産サイズとしては、17型が世界最大だった。広い面積に高性能のTFTを均一に作り込むことが可能となったことで、表示面積で従来比3.2倍の世界最大サイズの32型を実現したという。また、液晶分子の配向をベンド配向にしたOCB(Optically Compensated Bend)技術を量産レベルとしては、世界初採用。応答速度を5ms以下にまで高めたほか、画像表示の間に黒表示期間を設けることで、切れ味の良い動画像を実現したという。

 2005年春からシンガポールで量産開始し、高級機器向けに販売する。また、23型アモルファスシリコンTFT液晶でもOCB技術を採用した新パネルをラインナップし、OCB技術の積極展開も図るとしている。

□東芝松下ディスプレイテクノロジーのホームページ
http://www.tmdisplay.com/
□ニュースリリース
http://www.tmdisplay.com/tm_dsp/press/2004/04-09-29_j.htm

(2004年9月29日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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