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ビクター、デジタルレコーダ「快録LUPIN」シリーズを一新
-DVD-R 8倍、DVD-RMA 5倍速化やHDDを増加した全4機種


11月上旬発売

標準価格:オープンプライス

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 日本ビクター株式会社は、デジタルレコーダ「快録LUPIN(ルパン)」シリーズの新モデルとして、DVDとHDDのハイブリッドモデル2機種と、VHSビデオ、HDD、DVDの一体型モデル2機種を11月上旬に発売する。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの店頭予想価格は下表の通り。

種類 型番 HDD容量 店頭予想価格
VHS/HDD/DVD一体型
VHF/UHF/CATVのWチューナ
DR-MX5 250GB 134,000円前後
DR-MX3 160GB 124,000円前後
HDD/DVD一体型
VHF/UHF/CATV/BSチューナ
DR-MH55 250GB 115,000円前後
HDD/DVD一体型
VHF/UHF/CATVチューナ
DR-MH35 160GB 85,000円前後


■ DR-MX5/MX3

DR-MX5

 いずれも7月に発売された「DR-MX1」の後継モデル。HDD容量が120GBだったMX1と比べ、MX3は160GBに、MX5が250GBにそれぞれ増量されている。また、DVDドライブもDVD-Rが8倍速、DVD-RWが4倍速、DVD-RAMは5倍速に高速化。なお、どちらもカートリッジタイプのDVD-RAMには対応していない。

 DR-MX1同様、HDDへの録画を1パス目、HDDからDVDへのダビングを2パス目と捉え、ダビング時に映像ビットレートの再配分を行ない、高画質化を図る「インテリジェント2パスエンコード」技術を採用。再エンコードとなるが、エンコード時にIフレームとPフレームを固定することで劣化を抑えている。

 チューナ部はVHF/UHF/CATVを各2基搭載したダブルチューナ仕様。HDD/DVD、VHSの2チャンネル同時録画が行なえる。録画モードは63段階のマニュアルモードをサポート。録画前の入力信号からノイズなどを省く「Super MPEG-2 Encode Pre-Processor」と、再生時の「Super MPEG-2 Post-Processor」の2種類からなる高画質化技術「Super MPEG-2 Encode Pre-Processor」も搭載しており、長時間モードでの録画時の画質を高めている。

DR-MX3

 EPGは引き続き地上波EPG「G-GUIDE」を採用。キーワードやジャンルを登録すると、合致した番組をリストアップする「番組お知らせ機能」や最大120分の「スポーツ延長機能」、「重複予約お知らせ機能」なども利用できる。さらに、毎週・毎日予約時における上書き/上書き禁止設定が可能になった。なお、VHSの録画予約はGコードのみとなる。

 各メディア間のダビングは、VHS、DVD、HDDの6WAY相互ダビングが可能。VHSからDVDへのダビング時には、無記録部分でDVD側を一時停止させる「オートブランクカットダビング」、S-VHSの高画質を保ったままHDD、DVDへダビングできるという「S-VHS」ダビング機能なども利用できる。

 どちらのモデルも、映像用に54MHz/10bit、音声用に192kHz/24bitのDACを搭載。入出力端子の仕様も共通で、出力端子はD2、S映像を各1系統、コンポジットを2系統(内1系統HDD/DVD専用)、アナログ音声を2系統(内1系統HDD/DVD専用)、光デジタル音声を1系統備える。入力端子は、S映像、コンポジット、アナログ音声を各1系統用意する。さらに、DV端子、ビデオコントロール端子も各1系統備える。

 最大外形寸法、重量も共通。435×383×96mm(幅×奥行き×高さ)、6.7kg。リモコンが付属する。


■ DR-MH55/MH35

DR-MH55

 HDDとDVDを搭載したハイブリッドモデル。DR-MH50/MH30の後継モデルとなっており、HDD容量はMH55が250GB、MH35が160GBに増加。ドライブも前述のDR-MX5/MX3と同様、高速化している。DR-MX5/MX3からVHSデッキやダブルチューナを省いた仕様となっており、そのほかの機能はほぼ共通となっている。

 チューナ部はMH55のみVHF/UHF/CATVに加え、アナログBSチューナを搭載。MH35はVHF/UHF/CATVのみとなっている。また、MH55のみGRT(ゴーストリダクションチューナ)を備えている。

DR-MH35

 また、MH30には搭載されていなかった地上波EPGを、MH55/MH35の両モデルに搭載。どちらのモデルも映像用に54MHz/10bit、音声用に192kHz/24bitのDACを搭載。出力端子はD2を1系統、S映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統、光デジタル音声を1系統備える。入力端子は、S映像、コンポジット、アナログ音声を各3系統用意。さらに、DV端子、ビデオコントロール端子も各1系統備える。

 最大外形寸法は共通で、435×350×70mm(幅×奥行き×高さ)。重量はMH55が5kg、MH35が4.8kg。リモコンが付属する。


□日本ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□プレスリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2004/dr-mx5.html
□製品情報(DR-MX3/MX5)
http://www.jvc-victor.co.jp/dvd/dr-mx1/index.html
□製品情報(DR-MH35/MH55)
http://www.jvc-victor.co.jp/dvd/dr-mh50_mh30/index.html
□関連記事
【5月18日】ビクター、地上波EPG搭載レコーダ「快録LUPIN(ルパン)」
-VHS/HDD/DVDのトリプル機など3機種
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040518/victor.htm

(2004年9月30日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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