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ソニーは、PCと接続し、MPEG-2動画などを転送、再生できるインダッシュタイプのHDDカーナビゲーションシステム「XYZ」(ジーゼット)の新モデル「NV-XYZ88」を12月10日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は20万円前後の見込み。 手軽に車から取り外し、PCと連携できるHDDナビゲーションシステム。30GBのHDDを内蔵し、車内では「カーステーション」に、屋内ではPCに接続した「ホームステーション」にそれぞれ装着可能。PCからホームステーション経由で映像データ(MPEG-1/2/4)、音声データ(ATRAC3/ATRAC3plus/MP3)、静止画データ(JPEG/BMP/TIFF/PNG/GIF)を転送でき、車内でナビ機能だけでなく、動画や音声データも再生できる。
XYZシリーズは、6月にXYZ77/55/33の3モデルが発売されたが、 いずれもオンダッシュタイプだった。NV-XYZ88は、本体を車内で取り付けるためのカーステーションがダッシュボードに内蔵でき、通常のインダッシュタイプのカーナビと同じように設置できるのが特徴。 そのほかのハードウェア的な仕様はNV-XYZ77と同じ。カーステーションとホームステーションを同梱するほか、カーステーションに取り付けることで、テレビチューナ、4系統ダイバシティアンテナ、コンポジット入力×1、アナログ音声入力×1、バックカメラ入力×1、映像出力×1、音声出力×2を増設できる「拡張ステーション」(XYZ55/33では36,750円で別売)も付属している。なお、拡張ステーションを利用すれば、DVDプレーヤーなどを接続し、本体部のディスプレイで視聴することも可能となっている。 また、XYZ77/55/33では、別途ファームウェアアップデータで対応していた機能も搭載。具体的には、静止画の対応フォーマットにGIFファイルを追加。さらに、映像ファイルやテレビ、オーディオの表示・再生時に画面を指でなぞるだけで各種操作が行なえる「ジェスチャーコマンド」に対応。ビデオ再生時に画面の中央から右/左になぞることで、それぞれ早送り/巻戻しが可能。テレビ画面では上下になぞることでチャンネルの切り替え、オーディオでは左右で曲の、上下でアルバムの選択が行なえる。 PC用のアプリケーションもアップグレードされ、映像転送ソフト「XYZビデオマネージャー」は、「Do VAIO」で録画したファイルの転送に対応。また、音声用ソフトとしてジャケット写真の転送に対応した「SonicStage Ver.2.1」を同梱。転送はUSB 2.0経由で変わらないが、従来のソフトウェアより実効転送速度は向上しているという。 XYZ88から新たに追加された機能としては、PCからXYZの内蔵HDDのパーテーションの変更が可能になった。ビデオ用の領域を増やすなど、30GBをユーザーの使用用途に応じて分割できる。 ナビゲーション関連では、駐車場、コンビニ、GS、ファーストフード、レストラン、ラーメンの6カテゴリが選べる「かんたん最寄検索」機能を追加。地図の2画面表示、交差点拡大図が改善されたほか、PC用の地図ソフト「its-moNavi」との連携に対応。PCとXYZで位置情報が交換できるようになった。 なお、XYZ77/55/33のユーザーに対しては、これらの機能を追加するソフトウェアのアップサービスも予定されている。アップデートの詳しい内容や方法などについては「12月中旬に発表する予定」(同社)としている。 ディスプレイは6.5V型のワイドVGAで、モニター部の外形寸法は204×49×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約720g。インダッシュステーションは178×137×50mm(同)、重量は約1.3kg。拡張ステーションは191×81×28mm(同)、約424g、ホームステーションは141×75×43mm(同)、約95gとなっている。
□ソニーのホームページ
(2004年11月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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