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オリンパス株式会社は16日、2005年3月25日から開催される愛知万博(愛・地球博)の共同館「夢みる山」のテーマゾーンの映像コンテンツが、同社の解像度800万画素の高精細デジタル動画カメラ「SH-880TM」を使って撮影されたと発表した。 映像コンテンツのタイトルは「めざめの方舟(はこぶね)/Open Your Mind」。同映像が使われるテーマゾーンの総合演出は、アニメ・映画監督の押井守氏が担当しており、SH-880TMで撮影した映像を、50インチのプラズマディスプレイを敷き詰めた600m2の床面に表示するという。 映像の内容は大自然の光景や、動植物など、数百個のシーンで構成され、185日間の万博期間中は様々な組み合わせで表示される。壁面や頭上などにも映像が表示されるため、来場者は映像の上に立ち、歩き回りながら自由に視点を変え、音響と共に映像に包み込まれるような体験ができるという。 押井氏はこの展示について「映像と視聴者の間には必ず距離がある。映像コンテンツを通じてテーマゾーンならではの非日常を体感してもらうためには、その距離を思いきり圧縮しなくてはならない。その1つの方法として、映像の上に立ち、映像と同一平面状に自分の存在を見て、映像と一体化するというアイデアが浮かんだ」と説明している。 また、押井氏はSH-880TMを利用した経緯について「お客さんが“体感”できる程度のリアリティのある解像度がなかなか得られなかった。そこでオリンパスのカメラの話を聞きつけ、試してみたいと思った。実際に使ってみたところ、非常に安心感を持て、これなら十分に行けるなと感じた」という。
SH-880TMは、3,840×2,064ドットの撮影・編集・出力が可能なデジタル動画システム。カメラは3分2インチHDマウントを採用し、デジタルシネマやテレビカメラ用交換レンズが利用可能。映像は光ケーブルで接続したHDDレコーダに記録され、800万画素の映像を60分まで録画できるという。 なお、中日新聞社がプロデユースする共同館「夢みる山」は、積水ハウス、中部日本放送、東海テレビ放送、中日新聞社の4社が出展するテーマゾーンと、シヤチハタ、日本ガイシ、ブラザー工業が出展する3つのオリジナルゾーンで構成されている。展示位置は長久手会場・企業パビリオンゾーンB内。
□オリンパスのホームページ
(2004年11月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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