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米Icuitiと、株式会社ビジュアルウェアは、解像度640×480ドットの表示が可能なメガネ型ウェアラブルディスプレイ「Video Eyewear」を12月1日に発売する。同社のWebサイトで直販が行なわれる。映像入力端子などを備えた専用ユニットとセットで、直販価格は69,800円。
Video Eyewearは、解像度640×480ドット、1cm四方の小型ディスプレイを左右に搭載したメガネ型ディスプレイ。画面サイズのイメージは、2メートル先に42型のディスプレイを設置した程度の大きさ。耳かけの内側にステレオイヤフォンも装備している。
筐体は幅2cm、重さ70gと軽量。映像入力やヘッドフォンアンプなどを内蔵した専用ユニットとセットになっており、DVDプレーヤーなどと接続し、映像を表示することができる。同梱の変換コードを介してコンポジットとRGB映像が入力でき、PC用ディスプレイとしても利用可能。ステレオミニの音声入力も備えている。なお、ユニットは単3電池2本で駆動でき、屋外での利用も可能。連続使用時間は約5時間となっている。
ビジュアルウェアの社長で、Icuitiの日本代表でもある山地正城氏は「以前他社が販売していたメガネ型ディスプレイと比べると、低価格でありながら解像度が高い点が特徴。表示品質が高いため、様々な用途に利用できる」と、新製品の魅力を解説。
「販売当初は業務向けが多くなるとは思うが、コンシューマ市場でも積極的に展開していきたい」とし、具体的な展開としては「動画表示に優れた携帯電話との接続を予定している」という。発表会場では松下のFOMA端末「P900iV」と接続し、ミュージックビデオを表示するというデモも行なわれた。また、単眼用モデルも2005年2月頃に発売するという。 また右目用と左目用の映像を個別に表示するため、3D映像の表示デバイスとしても利用可能。両社は市販のDVカメラなどに取り付けるだけで、3D表示用の映像が撮影できる「3DEK」というキットも開発しており、このキットで作成した映像をVideo Eyewearで表示させると、手軽に3D映像が楽しめるという。なお、3D表示が可能なのは3DEKで作成した映像のみで、Video Eyewearのユニットには、2D映像を3D化する機能などは搭載されていない。
山地社長は「携帯電話はPCなどの進歩に対し、ディスプレイは遅れて来た。しかし、Eyewearで屋内や電車の中など、どこでも高画質・大画面を楽しむことができるようになった。また、個人が手軽に3D映像が作れるようになれば、それをEyewearで再生し、3Dならではの迫力を味わう人も増えてくるだろう」と語る。さらに、日本だけでなくシンガポールやインドネシアでの展開も予定してることも明らかにし、販売目標として100万台を掲げた。 なお、同製品は12月1日からパシフィコ横浜で開催される「立体Expo」で展示される。また、2005年1月に開催されるCES(コンシューマーエレクトロニクスショー)では、発明優秀賞に選ばれているという。
□ビジュアルウェアのホームページ (2004年11月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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