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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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住友電気工業株式会社は、日本でサービスしている全てのBS、CS(Music Bird含む)放送を1台で受信できるマルチサテライトアンテナ「LuneQ-40(ルネキュー40)」を12月1日から同社の専用サイトで販売する。価格はアンテナ本体が19,800円、CSコンバータキットが8,900円、柵・壁付けキットが7,500円。カラーリングは「アースブルー」、「ライトグレー」、「アイボリー」の3色を用意する。 ルネキュー40は、国内で放送されている全ての衛星放送を1台で受信できるアンテナ。BSデジタル/アナログ、CSアナログ(スカパー!)、110度CSデジタル(スカパー! 110)、Music Birdの受信が可能。ただし、Music Birdの受信には別売のCSコンバータキットが必要となる。
最大の特徴は、あらゆる方向の電波に対して、均一の特性を持ったアンテナとして作用する「ルネベルグレンズ」を採用したこと。これは誘電体によって電波を焦点に集める「誘電体レンズ」の一種で、球状の誘電体の中心からの距離に応じて比誘電率を変化させることで、あらゆる方向からの電波に対して、均一特性のアンテナとして作用させることができる。 ルネキュー40では、このルネベルグレンズをリフレクタに取り付け、各衛星からの電波の焦点距離に、受信部であるLNB(Low Noise Block converter)を配置し、複数の衛星からの電波を同時に受信。コンバータはA(BS/110度CS用)とB(スカパー! 124度/128度用)の2種類を用意。オプションのCSコンバータキットは、コンバータCとしてA、Bと同様に設置する。
すべての衛星放送を1台で受信できるため、省スペースを実現。さらに、アンテナを衛星にまっすぐに向ける必要がないため、従来のポール以外の設置も可能で、ベランダの柵にぴったり密着させたり、ベランダの床に平置きしても受信が可能となっている。このため、耐風性にも優れ、付属の「ルネカバー」を使用すれば、雪による受信障害も防げるという。
現在のところWeb販売のみで、一般店舗での販売は予定していない。同社東京広報グループの得田和徳氏は、今後の展開について「住友電工として積極的に販売していくというよりも、まず、1台ですべての放送が受信できるという技術を、個人ユーザーやアンテナメーカー、放送事業者など、幅広い人に知ってもらいたいと考えている」としたうえで、アンテナメーカーへのOEM供給も視野に入れた展開も検討しているという。
□住友電工のホームページ
(2004年11月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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