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三洋、薄型テレビ向けのリップシンク対応音響処理DSP
-独自の大画面テレビ向けサラウンド技術も搭載


2月10日発表


 三洋電機株式会社は、薄型テレビ向けの音響処理DSP「LC75051E」を2月よりサンプル出荷する。サンプル価格は1,200円。2005年末に月産10万個の生産を目指す。

 A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、DSPコアなどを統合した1チップLSIで、PDP/液晶テレビなどでの利用を想定している。特徴は映像と音声のズレを48kHzサンプリングで最大約80msまで補正することが可能なリップシンク機能を内蔵していること。

 リップシンク機能を実現するためには、従来のアナログ音響LSIの場合、A/D、D/A、デジタル処理が必要となるため、別チップ構成となっていた。「LC75051E」ではそれらの機能を1チップに内蔵したため、基板への実装面積が削減でき、セットの小型化が可能となるという。

 また、独自の大画面テレビ向けのサラウンド技術「Digital AViSS(Digital Acoustic Virtual Sound System)」や低域強調技術「S-Live(SANYO Low frequency Intelligence Virtual Excitation)」をDSPソフトウェアで適用できる。顧客の要望に応じてドルビープロロジック IIや、話速変換機能なども搭載可能。

 パッケージはQFP-80で、ステレオ1系統のA/D、2系統のD/A、アナログボリューム、デジタル入力1系統、デジタル出力3系統などを備える。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0502news-j/0210-1.html

(2005年2月10日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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