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アキュフェーズ株式会社は、「MDS++変換方式」を採用した24bit D/Aコンバータを搭載するCDプレーヤー「DP-57」を3月上旬に発売する。価格は29万4,000円。リモコンの「RC-18」が付属する。 SACDやDVDオーディオの再生には対応しない、CD専用プレーヤー。同社は「既存のCDをより上質な音で聴きたいというユーザーの要望を受けたモデル」と説明している。 D/Aコンバータに、独自の「MDS++変換方式」を採用。これはΔΣ型D/Aコンバータを複数個並列接続し、同時に作動させ、変換精度やS/N比、ダイナミックレンジなどの性能を向上させる「MDS方式」をリファインしたもの。 電流/電圧変換回路の動作を改良し、電圧加算を組み合わせて、回路の安定度、音楽の静寂感や品位の向上を図っている。具体的には、TI製のDAC「PCM1796」を2回路並列動作させており、1回路の場合よりも1.4倍の性能を実現したという。 また、トランスポート部のCD読み取り機構の制御にフルデジタル方式を採用。ディスク毎にサーボ回路の設定を最適化することで、読み取りエラーを低減し、周囲温度の変動による特性変化まで補正。音質の向上と動作の安定化を実現したとしている。 さらに、スピンドル、スレッド、フォーカス、トラック、トレイの各アクチュエータを、2つのアンプで駆動するバランス駆動回路を採用。動作電流が共通アースに流れない設計になっており、他の回路から分離しているため、音質への干渉を防止している。 ピックアップ部には、超小型軽量のRFアンプが搭載されており、信号を増幅して周囲の雑音の妨害に対処。再生中にディスクトレイの共振を防ぐため、トレイをロックする機構なども備えている。 特殊再生機能として、タイマーと連動させて、電源が入ると同時に演奏を開始する「パワーオン・プレイ」機能を装備。前面のディスプレイにフレーム(1/75秒)単位で表示を行なったり、フレーム単位の頭出し、リピート再生も利用できる。
光と同軸の2系統デジタル入力端子を装備しており、外部DACとしても利用可能。サンプリング周波数は96kHzまで対応している。また、デジタル出力(トランスポート出力)も光、同軸の2系統を備えており、別途外部DACを利用することもできる。そのほかの出力は、アナログのバランス(XLR)、アンバランス(RCA)を各1系統装備する。
インシュレータはハイカーボン鋳鉄製。筐体の外形寸法は475×395.5×140mm(幅×奥行き×高さ)。重量は11.7kg。周波数特性は4Hz~20kHz ±0.3dB。全高調波ひずみ率は0.001%以下 (20Hz~20kHz間 24bit入力時)。S/N比は114dB以上。ダイナミックレンジは110dB以上(24bit入力時)。
□アキュフェーズのホームページ
(2005年2月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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