◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ボーズ、HDDを内蔵した50万円のシアターシステム
-MP3で音楽を蓄積。ユーザーの好みを学習して再生


Lifestyle 48

3月21日より順次発売

標準価格:「Lifestyle 48」499,800円
       「Lifestyle 18 Series II」249,900円


 ボーズ株式会社は、DVDプレーヤー/AVアンプ/スピーカーをセットにしたシアターシステムの新製品2機種を発売する。HDDを内蔵した上位モデル「Lifestyle 48」は4月上旬発売で、価格は499,800円。シアター機能のみの下位モデル「Lifestyle 18 Series II」は3月21日発売で、価格は249,900円。


■ Lifestyle 48

 DVDプレーヤー、プリアンプ、FM/AMチューナ、HDDを内蔵したメディアセンターと、パワーアンプ内蔵のアクティブサブウーファ、5本のサテライトスピーカーをセットにしたシステム。

 最大の特徴はメディアセンターにHDDを内蔵し、プレーヤー部で再生した音楽CDをMP3フォーマットで録音・蓄積できる「uMusic(ユー・ミュージック)」システムを搭載したこと。HDD容量は非公開だが、「MP3フォーマットのスタンダードなビットレートで、約350枚のCDを保存できる」という。

 uMusicはメディアセンターをミュージックサーバとして利用する機能で、本体前面の「Store」ボタンを押すことで、再生中のCDが自動的に録音・保存される。作成したMP3ファイルには、本体に内蔵したCDDBの情報に基づいてタイトルやアーティスト名も自動的に入力される。

メディアセンターのカットオフモデル HDDを内蔵し、音楽CDからリッピングしたMP3ファイルを蓄積できる DVDプレーヤー部に「Store」ボタンを装備。音楽CDを入れてボタンを押すと、MP3化やタイトル/アーティスト名の入力などを自動で行ない、HDDに保存する

 蓄積後はOSDを使って、アーティスト名やジャンルなどから楽曲の検索が可能。さらに、再生回数や楽曲のジャンル、テンポなどの情報からユーザーの好みをメディアセンターが学習。その時に最適な選曲を行なうという「インテリジェントナビゲーション機能」も利用できる。なお、ネットワーク機能などは備えていないため、内蔵CDDBのデータ更新はアップデートディスクを提供するなどして対応する予定。

uMusicのロゴマーク HDDに蓄積した楽曲はOSDメニューから検索できる。通常の検索再生に加え、ユーザーの好みを分析し、気分に合った再生をしてくれるインテリジェントナビゲーション機能が利用可能

 DVDプレーヤー部はプログレッシブ出力に対応。音楽CDに加え、CD-R/RWに収録したMP3ファイルの再生もサポートする。デコーダはDTS、ドルビーデジタルに加え、新たにAACにも対応。さらに、独自の「Bose Digitalデコーダ」も備えており、モノラルやステレオのアナログソースも5.1化できる。

 さらに、室内の状況や、視聴位置に合わせて最適な音場を自動で構築する「ADAPTiQ(アダプトアイキュー)」も搭載。ヘッドセットマイクとセットアップディスクを同梱しており、ディスクの指示に従って、指定された場所で測定を行なうだけで補正が完了する。全ての信号はデジタルで処理されるため、元の信号を損なわずに補正ができるという。

 5.1chのパワーアンプはアクティブサブウーファに内蔵。13cm径のウーファユニットを2基内蔵するほか、共鳴管の理論を応用したアコースティック・ウェーブガイド・テクノロジーを採用しており、能率を維持しながら超低音再生ができるという。サブウーファの外形寸法は206×634×409mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17.5kg。

 サテライトスピーカーは5cm径のネオジウムマグネットドライバを1本あたり2基搭載。外形寸法は57×83×113mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は350gと小型。カラーリングはシルバーとなっている。

サテライトスピーカーは2基のスピーカーを組み合わせて構成されている。上下のユニットの角度を変更することで、音場の広さなどを調節できる

 入出力端子はメディアセンターに用意。音声入力はアナログ(RCA)と同軸デジタルを各4系統、光デジタルを1系統装備。映像入力はコンポジットとS映像を各1系統備える。音声出力はアナログ(RCA)、光デジタル、同軸デジタルを各1系統。映像出力はコンポジット、S映像、コンポーネント(付属変換端子で対応)を各1系統用意。独自の拡張端子「Bose link」も備えている。

 メディアセンターの外形寸法は399×292×94mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.5kg。赤外線リモコンやACアダプタなどを同梱する。

背面端子部。Ethernet端子も備えているが、現在のところは使用しない。「将来的にはCDDBのアップデートなどに使う可能性もある」とのこと リモコンも付属する


■ Lifestyle 18 Series II

Lifestyle 18 Series II

 Lifestyle 48からuMusic機能やHDDを省いたシアターシステム。そのほかの主な仕様は共通だが、サテライトスピーカーがシングルユニットタイプに変更。6cm径のユニットを搭載し、外形寸法は78×104×78mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1本550g。

 DVDプレーヤー部はプログレッシブ出力に対応し、CD-R/RWに記録したMP3ファイルも再生可能。ADAPTiQやBose Digitalデコーダなども備えている。メディアセンターとサブウーファの外形寸法や重量、入出力端子などはLifestyle 48と同じ。

□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/
□ニュースリリース(Lifestyle 48)
http://www.bose.co.jp/news/2005/021701.html
□ニュースリリース(Lifestyle 18 Series II)
http://www.bose.co.jp/news/2005/021702.html

(2005年2月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.