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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本電気株式会社(NEC)と三菱電機株式会社は21日、両社の合弁会社であるNEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社(NMビジュアル)の合弁を、3月31日をもって発展的に解消すると発表した。 NMビジュアルは、2000年1月に設立された合弁会社。三菱電機のアパーチャグリル管の商品力や、NECのPCブランド力などを強みとしてPC用ディスプレイ専業会社としてビジネスを展開。さらに、大型の公衆表示用モニタや医療用モニタなど、業務用向けの事業も展開し、新事業分野の開拓も進めていた。 合弁解消に至った理由について2社は、「民生用・業務用ともに、急速なフラットパネル化への対応が急務になっている。このような環境では、表示機器の開発においても、システム・ソリューション開発部門との高度な連携が必要。そこで、NMビジュアルの持つ高い販売力・技術力・調達力を両社がそれぞれに保有するコア事業と戦略的に統合し、それぞれの事業シナジーを生かしてモニタ事業を推進すべき時期が来たと判断した」と説明している。 これに伴い、NMビジュアルは4月1日からNECの100%子会社となり、社名も変更。NECのPC、および映像表示事業と連携し、NECブランドの各種映像表示機器ビジネスを継続する予定。なお、代表取締役社長は現職の松田博利氏が継続する。 また、NMビジュアルが販売してきた三菱電機ブランドのモニタについては、デジタルメディア事業の一環として、4月1日から三菱電機が引き継ぐ。同社は「これまでNMビジュアルが培って来た三菱電機ブランドのモニタビジネスのノウハウを活かしながら、液晶テレビや映像システム、業務用プリンターなどのデジタルメディア事業全般とのシナジー を図っていきたい」としている。
なお、NECと三菱電機は合弁解消後も、開発及び生産面での協力関係を維持することを申し合わせており、新会社から三菱電機への製品供給なども行なわれる予定。
□三菱電機のホームページ
(2005年2月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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