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ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社は、KDDIおよび沖縄セルラー向けのau CDMA 1X WIN端末として、ATRAC3形式の音楽ファイルが再生できる携帯電話「W31S」を4月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円台半ばの見込み。カラーリングはリミックスオレンジとアコースティックホワイトの2色を用意する。
「W31S」は、スライド式の筐体を採用したソニー・エリクソン製CDMA 1X WIN端末。バンドルソフト「SonicStage Ver.3.0」を利用し、ATRAC3plus/ATRAC3/WAV/MP3(32~320kbps)/WMA形式のファイルをATRAC3に変換。マジックゲートに対応した最大128MBまでのメモリースティックDuoに転送し、本体で再生できる。 楽曲のタイトルやアーティスト名の表示に対応するほか、音質面ではNormal、Pops、Rock、Hiphop、Jazzの5種類のイコライザが利用可能。また、音楽を聴きながらメールの作成・送受信、Webの閲覧などが行なえる「BGM再生」機能も備えている。また、音楽再生モード時の画面デザインも4種類から選択できるほか、任意の画像を指定することもできる。 また、本体に16mm径のスピーカーを2基搭載。卓上ホルダにサウンドリフレクタを備えるほか、DiMAGICの仮想サラウンド技術「Vitualizer X」も採用。臨場感のある再生音が楽しめるという。さらに、リモコンとマイク付きのイヤフォンも同梱。再生/停止や早送り/巻き戻しなどの基本操作やFMラジオの選曲が行なえるほか、音楽を聴いている際に着信した場合でもマイクを使ってハンズフリー通話が行なえる。なお、リモコンとイヤフォンは分離(ステレオミニ端子)できるため、ユーザーが任意のイヤフォンを利用することもできる。 FMラジオも備えており、放送中の曲名や番組名などを参照できる双方向機能も搭載。オンエア曲を「着うた」や「着うたフル」としてダウンロードできるほか、ラジオ局の携帯用サイトに手軽にアクセスし、メッセージやリクエストを送る機能も備えている。なお、FM用アンテナは通常イヤフォンケーブルで代用するが、W31Sは別売ACアダプタのケーブルをFMアンテナとして利用可能。イヤフォンを接続していなくてもFM放送が受信できる。 液晶ディスプレイは2.4インチで解像度は240×320ドット。輝度は約250cd/m2。赤外線機能も備えており、EPGを使った番組検索やテレビ、ビデオ、DVD用のリモコンとして機能するEZアプリ「アプリモコンEZ」をプリイントールしている。 筐体は片手でもスムーズに開閉できるというワンプッシュオープン機構を採用。音楽再生やメールの閲覧などを閉じたまま行なえる。また、ゲームや音楽再生などの際の操作性を重視したという「クロスコントローラー」を採用している。 ほかにも、有効画素数201万画素のオートフォーカス機能付きCMOSカメラを搭載。外形寸法は約107×50×26mm(縦×横×厚さ)。充電池を含む重量は136g。連続通話時間は約190分。連続待受時間は約250時間。
□ソニー・エリクソンのホームページ
■ カラーマッチするイヤフォンとアクティブスピーカー
また、ソニーは4月10日、W31Sとカラーリングがマッチするという耳栓型イヤフォン「DR-NX1SF」を発売する。さらに、同じくW31Sとの組み合わせを想定したアクティブスピーカー「SRS-A3F」も4月10日に発売する。 カラーリングはどちらもオレンジとホワイトの2色を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDR-NX1SFが5,000円前後、SRS-A3Fが2,000円前後の見込み。
なお、DR-NX1SFは汎用の平型ジャックを採用しているため、同端子を備えたNTTドコモ のSO506iC、KDDI au A5404Sなど、W31S以外の機種にも利用可能。また、SRS-A3Fは平型ジャックとステレオミニプラグの変換ケーブルを同梱している。 DR-NX1SFは、ネックストラップ式の耳栓型イヤフォン。9mm径のネオジウムマグネット採用ドライバーを搭載。マイクと着信スイッチも備えており、音楽を聴いている途中に着信しても、素早くハンズフリー通話に切り替えられるという。コード長は0.5m。ストラップ長は0.4m。
SRS-A3Fは卵型のアクティブスピーカー。総合出力は160mW。電源は単3電池2本を使用。アルカリ乾電池を使用した際の連続使用時間は約40時間。外形寸法は78×64×88mm(幅×奥行き×高さ)。電池を含む重量は290g。
□ソニーのホームページ
(2005年3月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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