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松下電器産業株式会社は17日、デジタルオーディプレーヤーの新シリーズ「D-snap Audio(ディースナップオーディオ)」シリーズを発表した。 SV-SDシリーズは、SDメモリーカードを採用したデジタルオーディオプレーヤー。FMチューナ/ボイスレコーダ搭載の上位モデル「SV-SD100V」とFM/ボイスレコーダを省いた「SV-SD90」の2モデルが用意され、4月8日より発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はSD100Vが18,000円、SD90が14,000円、なお、SDメモリーカードは同梱されない。 ボディカラーはSD100Vがシルバー(-S)とブルー(-A)、SD90がホワイト(-W)/ブルー(-A)/レッド(-R)をラインアップする。なお、2ブロックデザイン採用のフラッシュメモリプレーヤー「SV-MPシリーズ」も4月8日より順次発売される。
最大の特徴は同日発売のSDカードスロット搭載ミニコンポ「SC-PM910DVD/SC-PM710SD」を利用して、CDから簡単にSDカードに録音できること。パソコンを利用せずにオーディオデータの録音が可能となる。 また、PC用の音楽録音ソフト「SD Jukebox Ver.5.0LE」も同梱し、PCからのオーディオデータ転送も行なえる。SD Jukeboxで作成したアルバム、アーティスト、プレイリストなどでの楽曲検索が可能。また、“癒し系”、“ノリノリ系”などの曲の印象別に分類される「ミュージックソムリエ」を利用し、気分にあわせた楽曲を自動選曲し、転送できる。 ハーフミラーデザインの筐体に、漢字表示が可能な4行表示の有機ELディスプレイを装備。広視野角化と大型化を図り視認性の向上を図っている。対応オーディオ形式はMP3/WMA/AAC。AACはSD Jukeboxで作成したもののみのサポートで、iTunesで作成したAACファイルなどには対応しない。周波数特性は20Hz~20kHz、最大出力は3.3mW×2ch。 デジタルアンプやイコライザ、圧縮時に失われた高域を補完する「リ.マスター機能」などを1チップLSIに納めた「D.SOUNDエンジン」を搭載し、高音質化。また、インサイドフォンも新開発の振動板の採用により、音質の向上を図ったという。 SD100Vのみ20局のプリセットFMチューナを内蔵するほか、ボイスレコーダ機能を搭載。FM録音も可能となっている。録音形式はG.726。
バッテリは角形ニッケル水素充電池で、最大駆動時間は14時間30分。また、SD100Vには乾電池チャージャーが付属し、外出先でも利用が可能。乾電池チャージャー利用時には最大50時間の連続再生が可能。ACアダプタのほか、USB充電にも対応。SD100Vのみ乾電池チャージャーを利用した充電も行なえる。 外形寸法は42.9×17.5×43.2mm(幅×奥行き×高さ)、電池込みの重量は約39.9g(SV-SD100V)/約39.0g(SV-SD90)。イヤフォンや、ネックストラップ、充電池ケースなどが付属する。
また、SV-SD100Vの発売にあわせ1GB容量のSDメモリーカード「RP-SDQ01GJ1A」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。 データ転送速度は5MB/Secで、10MB~20MB/Secでの高速転送を謳うデジタルカメラ向けの上位モデルと比較すると低速だが、価格を抑えた普及モデルと位置づけている。 □松下電器のホームページ (2005年3月17日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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