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株式会社富士キメラ総研は、3月31日に刊行した「デジタルAV機器市場マーケティング調査要覧(2005年版)」の中で、テレビやレコーダ、ホームシアターシステムなど映像、音響機器市場50品目の2004年における市場規模は、約1兆7,728億円(前年比106%)であったことを発表した。ゲーム機やカーAV機器などを含む市場規模は3兆7,419億円(同102%)。 市場規模が拡大した理由の1つに、同社は地上デジタル放送の開始を挙げている。デジタル放送の普及は、TV需要だけでなく、録画機器の「大容量、高画質、高音質」へのニーズも高め、ホームシアターシステムなど音響機器の需要も拡大させていると見ている。 TV市場については、ブラウン管から液晶、PDPへのシフトが進んでいることを中心に、リアプロやSEDなど新デバイスの商品化によって、競合は今後も一層激化するとしている。 一方、映像機器に比べて低迷しているとされる音響機器市場でも、iPodなどのHDDオーディオプレーヤーや、シリコンオーディオプレーヤーなどが急速に市場を拡大させていることを指摘した。 同社は、2005年以降もさらに市場規模が拡大すると見ており、2008年には1兆9,242億円(2004年比109%)に達すると予測している。 □富士キメラ総研のホームページ (2005年4月12日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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