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メモリーテック、半導体レーザー採用のHD DVD原盤記録装置


4月12日発表


 メモリーテック株式会社は12日、株式会社アクセスと共同で、半導体レーザーを搭載したHD DVD対応のレーザー方式原盤記録装置(LBR)を開発したと発表した。販売価格は1セットあたり1億2,000万円程度の見込み。販売は株式会社アクセスが担当し、初年度20セットの販売を予定しているという。

 今回は開発したLBRは、半導体レーザーの採用が特徴で、従来のCDやDVDのプロセスラインを使いながら容易にHD DVD用のスタンパー(ディスク原盤)を量産できる。

 従来は351nmのクリプトンレーザーを使用して1枚のスタンパーを作るのに約3時間かかっていたが、375nmの半導体レーザーを採用することで約2時間に短縮した。また、半導体レーザーで直接光変調し、書き込み時の電気信号の波形を工夫することで351nmのガスレーザーに比べて優れた電気信号特性を実現しているという。

 同社では、「2005年のHD DVD商品投入を控え、世界規模でディスクの量産体制確立が急がれている。今回の半導体レーザー方式LBRの開発で、スタンパーの大量供給が可能となり、HD DVDディスク製造に関するコア技術はおおむね確立された」としている。

□メモリーテックのホームページ
http://www.memory-tech.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.memory-tech.co.jp/news/press/050412.html

(2005年4月13日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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