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オンキヨー株式会社は、Hi-MDを搭載したCD/MDミニコンポ「FR-Nシリーズ」を5月15日より順次発売する。リアルウッド突き板仕上げのスピーカーを採用した上位モデル「X-N9(D)」と、廉価モデル「X-N7(D)」が用意され、「X-N9」は5月15日より88,200円で発売、「X-N7」が6月10日から77,700円で発売される。 また、X-N9(D)のメインユニットのみの単体販売モデル「FR-N9(S)」も5月15日より発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は税抜きで65,000円前後の見込み。 CD、MD、チューナ、アンプを一体化したミニコンポ。両モデルの違いは、スピーカーのほか、X-N9のみアルミボリュームを採用している。
MD部は「Hi-MD」規格に対応。Hi-MDモードではPCMと、Hi-SP、Hi-LPの3個の録音モードが選択可能。80分の通常のMDディスクを利用した場合リニアPCMで28分、Hi-SPでは2時間20分、Hi-LPでは10時間10分の録音が可能。1GBのHi-MDディスクではHi-LPモードで最大約34時間録音できる。ただし、USB端子は備えておらず、PCとの連携機能はないほか、MP3にも対応しない。 様々な録音モード時に優れた情報処理能力を発揮する「High Speed ATRAC DSP」を搭載。さらに、A/D変換やATRACフォーマットへの圧縮など、デジタル処理をすべて24bit化して行なう「24bitプロセッシング」の搭載などで、高音質化を図った。CDからMDへのダビング速度は最高2倍速。
アンプ部には100kHzを超える超高域まで対応する独自のワイドアンプテクノロジー「WRAT」を採用している。定格出力は14W×2ch(8Ω時)。また、同社のiPod用RI Dock「DS-A1」に対応し、接続したiPodをリモコンで操作可能となる。 音声入力端子として、光デジタルを1系統、アナログ音声を3系統用意。出力は光デジタルを1系統、アナログ音声を2系統、サブウーファプリアウトを1系統とヘッドフォン出力。外形寸法は205×356×147mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.0kg。 スピーカーは2ウェイのブックシェルフで、エンクロージャはバスレフ。キャビネットはMDF。X-N9の付属スピーカーは、リアルウッド突き板仕上げとなっている。ユニットはウーファーが13cm径のA-OMFコーン型、ツィータが2.5cm径のソフトドーム型を採用する。 振動板は、振動減衰が速いPEN(ポリエチレンナフタレート)と、帆布、アラミド繊維を組み合わせた「NEW A-OMF」を採用。エッジも新形状で、不要な振動を低減しているという。 X-N9付属スピーカーの外形寸法/重量は、167×248×290mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.2kg。再生周波数特性は45Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は6.5kHz。 X-N7付属スピーカーの外形寸法/重量は、167×250×268mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。再生周波数特性は55Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は6.5kHz。 □オンキヨーのホームページ (2005年4月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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