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オンキヨー、VLSC搭載の7.1ch AVアンプ2機種
-上位モデルは自動音場補正機能を搭載


TX-SA603
5月24日発売

標準価格:「TX-SA603」81,900円
       「TX-SA503」50,400円


 オンキヨー株式会社は、独自のVLSC回路を搭載した7.1ch AVアンプ2機種を5月24日に発売する。価格は、上位モデルの「TX-SA603」が81,900円、下位モデルの「TX-SA503」が50,400円。

TX-SA503

 いずれのモデルも、独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路を搭載。パルス性ノイズをローパスフィルタで低減するのではなく、ノイズの特性を分析し、プログラム制御でノイズを完全に取り除くという。なお、同回路は603では7.1ch全てに、503ではフロント2chに搭載されている。

 192kHz/24bit D/Aコンバータを採用するほか、セリフをナチュラルにする「シネマ・フィルタ」や小音量再生時のバランスを保つ「オプティマム・ゲイン・ボリューム」、低域再生能力を向上させる「ダブル・バス回路」などを装備。ステレオ再生用の「Pure Audioモード」も備えている。

左がSA603に、右がSA503に付属するリモコン

 デコーダはドルビーデジタルEX、DTS 96/24、DTS-ES(ディスクリート/マトリックス)、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック IIx、DTS Neo:6に対応している。さらに、独自モードとして「Orchestra」、「Unpluged」、「Studio-Mix」、「TV Logic」、「Mono Movie」、「Full Mono」、「All Ch Stereo」を搭載する。

 また、電源や信号ラインのレイアウトを見直し、経路を従来の約半分に短縮。これにより低域の再生能力が向上したほか、ノイズの混入も減り、よりクリアな再生音を実現したという。

 筐体は、前面から背面にかけてフレームバーを設置するシャーシデザインを採用。バーと、剛性の高いヒートシンクをネジ止めすることで、筐体の不要な振動を抑えた。

 上位モデルのTX-SA603には、D4、コンポーネント、S映像、コンポジットの各映像信号の変換が行なえるアップ/ダウンコンバート機能を搭載。さらに、時間軸方向でのジッタを低減するタイムベースコレクター(TBC)を備えており、高精度な変換が行なえるとしている。

 また、リスニングルームの音響特性を自動で計測し、補正を行なう「Auto Speaker Set-up」機能を搭載。付属のマイクで再生音を録音するだけで、スピーカーの数やサイズ、視聴位置までの距離、各スピーカーのレベルまで自動的に設定される。

 SA603の音声入力端子は、光デジタル×4、同軸デジタル×2、アナログ音声(2ch)×7、アナログ入力(5.1ch)×1。音声出力は光デジタル×1、アナログ(2ch)×3、アナログ音声(7.1ch)×1を用意。映像入力はD4×3、コンポーネント×3、S映像×3、コンポジット×5。映像出力はD4×1、コンポーネント×1、S映像×3、コンポジット×3を備える。

 SA503は音声入力として光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ音声(2ch)×6、アナログ音声(5.1ch)×1を用意。音声出力は光デジタル×1、アナログ音声(2ch)×2、サブウーファアウト×1。映像入力はD4×2、コンポーネント×2、S映像×3、コンポジット×4。映像出力はD4×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×2。

SA603の背面 SA503の背面


□オンキヨーのホームページ
http://www.jp.onkyo.com/
□ニュースリリース
http://www2.onkyo.com/jp/what/news.nsf/view/txsa603_503?OpenDocument
□関連記事
【2004年8月10日】オンキヨー、同社初の自動スピーカー設定機能付きAVアンプ
-THX Select認定、ビデオアップコンバージョンも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040810/onkyo2.htm

(2005年4月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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