Nero、「nero6」にPSP用動画の作成機能を追加 －無償アップデータを公開。2パスエンコード対応

4月20日公開

　アップデートの対象となるのはneroのバージョン6以降で、パッケージ版のnero6、およびnero6 Second Editionを購入したユーザーは無償で適用できる。

　同アップデータを適用することで、Recode 2の動画変換用プロファイルに「PSP compatible」というモードが追加される。なお、同モードはビデオファイルだけでなく、コピープロテクトのかかっていないDVDを変換するメニューでも選択できるため、DVDビデオをダイレクトにメモリースティックビデオ形式に変換できる。

　変換したファイルはHDD以外にも、USB接続したPSPのメモリースティックDuoに直接保存が可能。PSP独自のファイル/フォルダ構成にも対応している。

　プロファイルの設定は、解像度が320×240ドットで、ビットレートは768kbps。エンコードはリアルタイムエンコード(1パス)か、2パスの高画質エンコードが選択可能。画質は最高画質、高画質、通常画質、高速エンコード、最高速エンコードなどのプリセットに加え、カスタム設定も可能。動き検索モードやNC予測のON/OFFなど、細かな設定が行なえる。

右下の「Nero Digitalプロファイル」から、PSP用のプロファイルを選択	PSPのメモリースティックDuoに直接エンコードしたファイルを書き出せる	プロファイルは細かなカスタマイズが可能

2パスエンコードも選択できる	画質設定画面	エンコード中の画面

　なお、同社では様々なMPEG-4フォーマットの総称として「Nero Digital」という言葉を使用しており、PSP用のプロファイルも「Nero Digitalプロファイル」の中に含まれている。

　今回のアップデートについて、Charly Lippoth代表取締役は「Nero Digitalのコンテンツは、PSPやそのほかのポータブル機器での再生に最適。ほかの規格と比較しても画質やエンコード速度に優れているので、ポータブル機器での動画再生を望むユーザーに大きな魅力になるだろう」と語っている。

　なお、ほかにもRecode 2ではMMV/MODファイルへの対応や、ユーザーインターフェイスの修正などが行なわれている。また、ShowTime、MediaHome、PhotoSnapなど、全てのソフトで不具合の修正や新機能の追加が実施されている。

□Neroのホームページ
http://ww2.nero.com/jp/
□ニュースリリース
http://ww2.nero.com/jp/050420.html
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(2005年4月20日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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