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ボーズ株式会社は、業務用スピーカーシステムの新モデルとして、スーツケース型のポータブルPAシステム「PD-150」と、天井埋め込み型のスピーカー「175AP」を発売する。発売日と価格は、PD-150が4月21日で1セット136,500円、「175AP」が5月下旬で1本18,900円。
■ PD-150
米国の楽器メーカーであるFenderとボーズが共同で開発したポータブルPAシステム。可搬性に優れることから、教育現場や企業や展示会などの各種イベントなどでの使用を想定。従来は直販限定商品だったが、一般の家電量販店や楽器店での取り扱いを開始した。
2chのスピーカーと、ミキサー付きアンプ部の3ピース構成となっており、システム全体を繋ぎ合わせると、スーツケースのような形状に収納できる。取っ手も装備しており、可搬性に優れるという。
PAシステムとして利用する際は、左右のパーツを取り外してスピーカーを設置。中央に残ったミキサー・アンプ部でドライブする。なお、利用シーン別のセッティング方法が書かれた「簡単操作シート」も付属する。 また、ミキサー・アンプの背面にマイクやスピーカーコードを収納できるスペースを設けているため、拡声に必要な機材をPD-150のみでまかなえる。 なお、同スピーカー専用の三脚型スダンド「TSM-3PD」も用意。4月21日発売で、価格はペアで50,400円。スタンドの高さは985~1,855mm、重量は1本あたり3kg。
スピーカー部には独自のステレオエブリウェア・テクノロジーを採用。独自の角度を持たせたユニット配置により、リスニングエリア全体に均一な音場を提供するという。スピーカーは2ウェイで、6.5cm径のツイータを2基、13cm径ウーファ1基の2ウェイ3スピーカー。インピーダンスは8Ω。外形寸法は222×485×367mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12kg。
アンプ部の定格出力は75W×2ch。周波数特性は20Hz~40kHz。ダイナミック型のマイクやマイクケーブル、マイクホルダー、スピーカーコード、電源コードなどを同梱する。
入力端子は、モノラルのXLR/Phonoを2系統、XLR/Phono/RCAを1系統用意。ステレオのRCA/Phonoを1系統備える。ミキサー・アンプ部の外形寸法は254×298.5×460mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.2kg。なお、収納時の全体の外形寸法は610×254×460mm(同)、重量は11.8kgとなる。
■ 175AP
店舗などで、BGMを再生する天井埋め込み型のスピーカー。従来の天井埋め込みスピーカーは、音量が小さくなると帯域のバランスが悪くなるという問題があったが、独自技術を投入することで、組み合わせるアンプを問わずに、小音量再生でも人間の聴感上、常にバランスのとれた音質を実現したという。 ユニットは5.7cm径のフルレンジ。再生周波数帯域は80Hz~17kHz。インピーダンスは8Ω。接続端子はスナップイン・ターミナルを採用。
独自の取り付け機構を採用することで、175mm径の穴を開け、ドライバーで2本のネジを回すだけで自動的にフラップが天井ボードを挟み込んで装着でき、グリルを回転するだけで取り付けられる。対応する板厚は40mm以下。重量は0.93kg。
□ボーズのホームページ
(2005年4月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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