JEITA、2005年3月の電子機器国内出荷を発表 －PDPは、前年同月比で2003年5月以来のマイナス

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2005年3月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。映像機器が好調で、全体の出荷金額は前年同月比110.4%と伸長し、2,449億円。16カ月連続のプラスとなった。

　映像関連では液晶カラーテレビやDVD録再機などが好調で、前年同月比112.6%の1,554億円と21カ月連続のプラスとなった。

　音声関連機器は前年同月比84.1%と低迷、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。JEITAでは原因を「MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品の不在」と分析している。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、91万4,000台で前年同月比101.2%。CRTは減少傾向にあるが、液晶テレビは前年を上回った。PDPは、2万3千台の出荷で前年同月比96.7%。2003年5月以来の2度目の減少となった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は56%、41.5%、2.5%。CRTの構成比は、前月に引き続き6割を下回った。

　DVDビデオは、前年同期比125.2%の63万3,000台。再生機は同96.6%と、3カ月ぶりにマイナスとなった。DVD録再機は37万3,000台、録再機の82%を占めるHDD内蔵型は同176.6%と、高い成長を続けている。

　ビデオカメラは同88.2%の19万7,000台で2カ月連続のマイナスとなった。

　また、2004年度の出荷金額は24,277億円で、前年度比113.7%となり、2002年度から3年連続でプラスが続いている。映像機器国内出荷額は15,555億円で、同118.9%となっている。音声機器出荷は年度でも2,002億円、同84.1%とマイナスが続いている。　

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2005年3月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2005/ship_03.htm
□関連記事
【3月23日】JEITA、2005年2月の電子機器国内出荷を発表
－液晶テレビ、PDPなどが引き続き好調
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050323/jeita1.htm

(2005年4月25日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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