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株式会社クリプトンは、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)でコーティングしたチタン・インシュレータ2モデルと、スピーカー用のオーディオボード1モデルを5月下旬より順次発売する。各モデルの発売時期と価格は下表の通り。
■ IS-700ti/70ti
チタンを使用したインシュレータ「ISシリーズ」の上位モデル。同社のチタン・インシュレータは、振動を吸収するという従来の考え方ではなく、「振動を速く伝え、排除する」という設計を採用しており、伝播特性に優れたチタンが採用されている。 IS-700ti/70tiの最大の特徴は、このチタン・インシュレータを、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン:非晶質ダイヤモンド)でコーティングしたこと。DLCは、素材の中を音(振動)が伝わる「伝播音速」が18,300m/秒と、天然ダイヤモンドと同等の速度を持っており、チタンの約2倍に相当するという。
DLCでコーティングすることで、インシュレータ全体の伝播音速は、チタンのみの場合と比べ、2.2倍になるという。なお、コーティングはプラズマイオンプレーティングによるもので、チタンの表面に、約1μmの厚さでコーティングしている。
また、床との設置面には滑り止めとして、シリコンゴム素材のOリングを採用。滑りにくく、設置しやすくなっているという。 IS-700tiは円筒型のフラットタイプで、スパイクを受け止める窪みも用意。IS-70tiは機器との設置面が盛り上がった「ソフトスパイク」タイプだが、接触面が大きな円弧になっているため、機器を傷つけないという。なお、音質や設置状況により、表裏どちらの面でも利用可能。
外形寸法は共通で、50×10mm(口径×高さ)。1個あたりの重量は、IS-700tiが83g、IS-70tiが68g。
■ AB-1000 スピーカーを設置する強固な床として利用し、畳や絨毯など、オーディオ機器の設置に向かない環境でも音質を改善できるオーディオボード。表面仕上げはマホガニー(M)、チーク(C)、ブラック(B)の3種類を用意する。
木製のオーディオボードだが、内部には鉄球サンドを封入。比重が7.8の鉄球サンドで、防振効果に加え、機器への電磁ノイズも防止できるという。ボードの重さは8.5kg。サイズは300×400×55mm(幅×奥行き×高さ)。
□クリプトンのホームページ
(2005年4月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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