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株式会社アイ・オー・データ機器は、ダブルチューナ搭載のテレビキャプチャカード「GV-MVP/GXW」を5月下旬より発売する。価格は29,925円。
ViXS SystemsのMPEGエンコーダチップ「XCode II-L」を搭載したテレビキャプチャカード。同社では、XCode IIを搭載したシングルチューナモデル「GV-MVP/GX」を1月末より発売していたが、GV-MVP/GXWはダブルチューナ化し、1チップで2ストリームの同時エンコードに対応するエンコーダチップ「XCode II-L」を搭載した(GV-MVP/GX搭載のXCode IIは4ストリームの同時エンコードが可能な上位バージョン)。 松下製のチューナを2基搭載するほか、ゴーストリデューサや3Dノイズリダクション、3次元Y/C分離回路、フレームシンクロナイザーなどの高画質化回路も搭載する。また、NEC製のビデオデコーダも2基搭載し、新たに3次元Y/C分離と3Dノイズリダクションの同時利用も可能となった。 録画フォーマットはMPEG-2。記録解像度は720×480/352×480/352×240ドットをサポート。最高15Mbps(Iフレームは25Mbps)まで対応している。また、XCode II-Lによるハードウェアトランスコード機能も搭載。ソフトウェアトランスコードに比べ、従来比6倍の高速変換が行なえるという。 トランスコード機能は付属のソフトウェア「GVencoder」で行なう。従来はソースファイルがMPEG-2のみだったが、新たにAVIなどの読み込みも可能となった。ただし、変換前のソースデコードに時間を要するため、MPEG-2のトランスコードよりは時間がかかるという。
また、DVDメディアの容量に合わせてトランスコードのビットレートを自動で設定する機能も装備。付属のDVDオーサリングソフト「PowerProducer3 for I-O DATA」でもハードウェアトランスコードに対応する。なお、録画とトランスコード処理は同時に行なえる。 録画ソフトはmAgicTV5で、ADAMS-EPG+の番組表データを利用したおまかせ録画機能も搭載する。さらに同社のキャプチャカードMVPシリーズと組み合わせて、最大6チャンネルの同時録画が行なえる。対応機種は、MVPシリーズのGV-MVP/RX2、RX2W、RX2E、RZ2、GX、GXW。また、GV-MVP/RX2、RX2W、RX2Eのいずれかが動作する環境であれば、GV-MVP/RXも混在可能。MVPシリーズ用のアップデータ(Ver.1.20)は、5月下旬より公開予定という。 入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声を各1系統用意。付属ソフトは、DVDオーサリングソフト「PowerProducer 3 for I-O DATA」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector Express」、ケータイムービー活用ツール「VideoToolBox 2 SE」、携帯電話での録画予約ソフト「reserMail」がバンドルされる。
□アイ・オー・データ機器のホームページ (2005年5月11日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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