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三菱電機株式会社は、ハンドル取り付け型の新リモコン「ドラコン」を採用したHDDカーナビ3モデルを5月25日に発売する。内訳はインダッシュの7V型液晶ディスプレイとHDDナビユニットの一体型モデルと、オンダッシュの7V液晶ディスプレイとHDDナビのセットモデル、ディスプレイなしのHDDナビとなる。価格はオープンプライスで、各モデルの店頭予想価格や仕様などは下の通り。
■ CU-H9700MD
7型ワイドのインダッシュ型ディスプレイと30GB HDD搭載のHDDカーナビ。ディスプレイの解像度は480×234ドット。音楽を聴きながら自動でMP3録音が行なえる「ミュージックフォルダ」を前モデルと同様に搭載。CDからMP3で4倍速録音が可能で、HDDのうち約15GBを音楽データに利用できる。 追っかけ再生にも対応するほか、約20万タイトルを収録するCDDBを内蔵する。CDDBにないタイトルは、別売のケーブルで携帯電話と接続してダウンロード可能。さらに、聴いた回数の多い楽曲を「よく聴くアーティスト」、「月間ベスト10」などとリストアップする「自動プレイリスト作成」機能も備える。 通常のリモコンのほかに、ハンドルに取り付ける赤外線リモコン「ドラコン(ドライビングリモコン)」が付属する。2本のベルトでハンドルに取り付ける「ドラコン」には、十字キーやメニューボタンを搭載し、音声案内と合わせた操作により「ディスプレイを注視せずに操作が行なえる」としている。
DVD部はDVDビデオの再生に対応するほか、別途後席用モニターを追加することで、前席でカーナビ、後席でDVDビデオを表示することもできる。ドルビーデジタル再生には、別売アンプとの接続が必要となる。CD部は、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生もサポートする。 アンプ部の定格出力は19W×4ch。適合するスピーカーのインピーダンスは4Ω。チューナ部はTV/FM/AMの受信に対応する。
ナビ機能では、最大動作周波数400MHzのナビゲーション専用LSI「ナビコア」を搭載。FM多重VICSチューナも内蔵している。 また、毎週、全国30~50件のドライブに役立つ情報を携帯電話経由で取得できる「お出かけスポット案内」機能を搭載。従来モデルから採用している「季節情報配信」にも対応しており、スキー場や開花、紅葉、花粉などの状況をリアルタイムに表示できる。 そのほか、あらかじめ登録された871件の有名スポットを、発話のみで表示する「ダイレクト施設検索」にも対応する。
■ CU-H9700VP/H9700 CU-H9700VPは、H9700MDからMDやFM/AMチューナ、アンプを省いたモデル。7V型の液晶モニターはオンダッシュタイプとなっており、テレビチューナも外付け。また、ナビユニットは1DINサイズになっており、FM多重VICSチューナを内蔵する。 ナビ機能はH9700MDと同じで、ドラコンや通常のリモコンも付属する。H9700は、テレビチューナや液晶モニターを搭載しないベーシックモデルで、CU-H9700VPと同様のナビユニットにドラコン、リモコンなどが付属する。
□三菱電機のホームページ (2005年5月12日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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