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日本ビクター株式会社は、カーオーディオ関連製品の新モデルとして、CD/MDレシーバや、トランスミッタ内蔵のモニタ、ワイヤレスヘッドフォンなど計6機種を発売する。各モデルの品番、発売時期、価格は下表の通り。
■KW-MC36
CD、MDデッキとFM/AMチューナ、最大出力50W×4chのMOS-FETアンプを内蔵した2DINサイズのユニット。CD部には24bitのDACを搭載する。 音場・音質調整機能としては、6パターンのDSPと、6パターンのカスタマイズ可能なイコライザが利用できる。さらに、メリハリあるサウンドを再現するという「BBEサウンドプロセッサーII」も備えている。 MD部の信号処理には24bit ATRACを使用(SPモード再生時)。Net MDやMDLP、MDグループ再生もサポートする。 ほかにも、エンジン停止後に電源ボタンを点滅させ、盗難を防止する「パワーフラッシュ」、スピーカーの許容入力に合わせて内蔵アンプの出力を切換える「アンプゲインコントロール」機能、ハンズフリーシステムなどに接続した携帯電話使用時や、カーナビの音声案内時にオーディオの音量を一時的に消音する「ミューティング」機能も利用できる。
フロントパネルはヘアライン仕上げ。ホワイトネガLCDを使用したディスプレイを搭載している。また、操作しやすいロータリーボリュームを右ハンドルに合わせて右側に配置した。ほかにも、前面にアナログ音声入力端子を装備。ポータブルオーディオ機器などを接続できる。また、BUS入力やラインアウトも各1系統備える。
■KD-M535
1DINサイズのMDレシーバ。KW-MC36と同様に、24bit ATRACを搭載。Net MDやMDLP、MDグループ再生もサポートするほか、BBEサウンドプロセッサーII、アンプゲインコントロール、ミューティング機能なども備えている。 FM/AMチューナに加え、最大出力45W×4chのアンプも内蔵。6パターンのイコライザも装備。前面入力端子も備えている。
ボリュームは大型のロータリーボリュームを採用。フロントパネルのデザインは時計をモチーフにしたという。BUS入力やラインアウトも備えている。
■KV-MH6510/KS-HP2-B
フロントだけでなく、リアシートにも設置できる6.5型のワイドモニタ。最大の特徴は、音声を赤外線送信するトランスミッタ機能を内蔵したこと。別売のワイヤレスヘッドフォン「KS-HP2-B」(7,140円)と組み合わせることで、有線接続せずに、モニターで表示されているDVDビデオや、カーオーディオの音声などがヘッドフォンで聴ける。なお、1台のMH6510から複数のヘッドフォンに伝送することも可能。 MH6510に映像や音声の再生機能はないが、テレビチューナなどを接続するためのAV入力を2系統、モニタを追加するためのAV出力を1系統備えている。 フロント設置用のモニタとして利用できるほか、ヘッドレスト埋め込み用のキットが付属しており、リア席用モニタとしても使用できる。また、別売でアームタイプのスタンド「KV-K1014」(5,775円)も用意している。 コードレスヘッドフォンは、オープンエア型で、30mm径のマイラーコーンダイナミックスピーカーを採用。インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。電源は単4電池2本を使用し、未受信状態が続くと自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能も備えている。
■KV-PMH661
上記のKV-MH6510と、既発売のDVD/CDレシーバー「KD-DV6100-S」(46,200円)を組み合わせたセットモデル。 DV6100はDVDビデオの再生に対応した1DINサイズのDVD/CDレシーバで、WMA/MP3ファイルを収録したCD-R/RWに加え、DVD-R/RWディスクの再生もサポートする。
また、ラジオなどをスピーカーで再生中に、DVDビデオの音声をヘッドフォンで楽しめる「デュアルゾーン」機能を搭載。さらに、前面に音声入力端子を備えており、ポータブルオーディオプレーヤーなども接続できる。
□日本ビクターのホームページ
(2005年5月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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