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富士通テン株式会社は、ECLIPSE(イクリプス)ブランドの新モデルとして、2DINサイズのカーオーディオと、サテライトスピーカー、アクティブサブウーファの計3モデルを7月1日に発売する。各モデルの型番と価格は下表の通り。
■ E5505CMT
「精悍」、「精錬」、「透明感」をキーワードにしたという、「フラットフェイスデザイン」のCD/MDレシーバ。前面全体にアクリルパネルを採用しており、高級感を高めたという。 アニメーションなどを表示する「グラフィカル・ディスプレイ」と、楽曲情報などを表示する「インフォーメーション・ディスプレイの、2箇所の表示部分を設けた「デュアルVFディスプレイ」仕様となっており、アクリルパネルに浮かびあがるような表示が楽しめる。
CD、MD、メモリースティックスロットを備えており、音楽CDや、CD-R/RWに記録したMP3/WMAフォーマットの再生が可能。タグ表示もサポートするが、日本語はカナまでで、漢字表示は行なえない。
また、マジックゲート対応のメモリースティックに収録した音楽ファイルの再生が可能。さらに、CDからMGメモリースティックにATRAC3フォーマットで録音も行なえる。録音可能時間は、128MBのスティックを利用した際で最大256分。32MBのMGメモリースティックを同梱する。 音質面では、MP3/WMA/ATRAC3などの圧縮オーディオファイルの再生時には、圧縮時に消失した音の成分を補完するという「マルチハーモナイザー」も利用できる。 さらに、同社が提供するECLIPSE専用サーバ「E-iSERV」にPCでアクセスし、専用のWEBページ上でタイムアライメントやクロスオーバー周波数、パラメトリックイコライザの設定が行なえる「オーディオ カスタマイズ」サービスが利用可能。 具体的には、付属の測定用マイクで、ユーザーが車中の周波数特性を測定。その結果をメモリースティック経由でPCに転送し、E-iSERVで自動調整を行ない、補正データをカスタマイズ。完成したデータをメモリースティックでカーオーディオに戻すというもの。なお、新たに製品調整範囲以上の細かな調整が行なえるという「Custom」モードを追加している。 また、接続したスピーカーそれぞれのタイムアライメント、クロスオーバー、パラメトリックイコライザ調整が可能。シャーシには、クリアコート処理を施した銅メッキを使用。磁気結合の効果で、外部ノイズや内部で発生する輻射ノイズの影響を抑えたという。 演出機能として、5パターンのイルミネーションを装備。さらに、E-iSERVから、グラフィカル・ディスプレイに表示するための動画をダウンロードしたり、オリジナルの画像作成・表示も可能。楽曲や車内の雰囲気に合わせた演出ができる。
メモリースティックを解除キーとして利用する盗難防止機能「ESN」を搭載。最大出力50W×4chのMOS-FETアンプを内蔵している。
■ E505SSP
ユニットをエンクロージャ内部で浮かせたフローティング機構を採用したサテライトスピーカー。不要な振動をエンクロージャに伝えないほか、球形のエンクロージャを採用することで、定在波や回折波の発生を抑えている。
ユニットは5cm径のフルレンジで、インピーダンスは4Ω。再生周波数帯域は200Hz~30kHz。ブラケット一体型となっており、ルーフサイドへ取り付けられる。重量は約400g。
■ E505TSW
デュアルボイスコイルユニットを採用したアクティブサブウーファ。総合最大出力120W(60W×2)のパワーアンプを内蔵。ユニットは15cm径のコーン型。再生周波数帯域は20Hz~200Hz。
ワイヤードリモコンを備えており、手元で低域レベルの調整や、ON/OFF操作が可能。重量は約2.7kgとなっている。
□富士通テンのホームページ
(2005年5月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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