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三洋電機株式会社は、地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載した液晶テレビ3モデルを6月21日より順次発売する。20V型が6月21日より、27/32V型が7月15日より発売される。価格はオープンプライス。愛称は「VIZON」(ヴィゾン)、シリーズ愛称は「CAPUJO」(カプージョ)。
■ LCD-32HD6/27HD6 地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを搭載した液晶テレビ。32V型のパネル解像度は1,366×768ドット、27V型は1,280×720ドット。視野角は上下/左右176度。リモコンは、メインリモコンとサブリモコンの2種類が付属する。
最大の特徴はスポーツ番組観戦に最適化した「スポーツモード」を搭載したこと。スポーツの種類ごとに視聴者の見たい部分、番組の特徴を分析。さらにスポーツカメラマンの視点にも着目し、スポーツ番組を「野球/サッカー/ゴルフ」、「相撲/格闘技」、「ウインタースポーツ」、「マリンスポーツ」、「マラソン/その他」の5モードに分類。 それぞれのモードに対し、分析結果に基づく最適な映像表現、音声表現を施し、「スポーツの伝える興奮、臨場感を最大限に再現する」という。モードの選択は、リモコンのボタンを押すだけで変更できる。 また、「迫力のキレと深み」をコンセプトとした新開発の高画質化エンジン「VIZONエンジンIII」を搭載する。 VIZONエンジンIIIは、プログレッシブコンバータやパネルドライバ、シグナルプロセッサなどを統合した高画質化回路。プログレッシブコンバータは内部10bit処理として高画質化を図ったほか、スポーツモードに最適化した動画補正機能を搭載し、動画ボケを低減した。 パネルドライバは、AIドライバをスポーツモードに最適化したほか、パネルの特徴を最大限に引き出すガンマカーブや、黒伸張アルゴリズムなどを追加。さらに、奥行き感を引き出しながら、暗部表現を維持する「ブラックイメージエンハンサーII」や、低輝度部分の階調ノイズなどを低減する「階調ノイズ補正」、7色の色相、彩度を輝度に応じて独立補正する「3Dカラーマネージメント」、新開発のシーン適応型カラー補正などを搭載し、画質向上を図っている。 10W×2chのスピーカーを搭載。CMの音や映画の爆発音を抑える「スムース音量」や、設定時刻の間、音量やバックライト輝度を自動的に下げる「ナイトモード」などを搭載している。また、SDメモリーカードやUSB 2.0端子を備えており、デジタルカメラの画像をテレビに表示することも可能。 入力端子はD4×3、S映像×1、コンポジット×3、アナログ音声×4(1系統はモノラル)、USB 2.0(デジカメ端子)。出力端子はデジタル放送出力×1、モニター出力×1、光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1。2系統のi.LINKやモジュラージャック、Ethernet、ビデオコントロール端子も備えている。 左右各30度のスイーベル機能も搭載。32V型のみ電動スイーベル機構を搭載しており、センター自動停止機能も搭載している。消費電力は32V型が165W、27V型が134W。スタンドを含む外形寸法/重量は、32V型が81.1×29.7×64.5cm(幅×奥行き×高さ)/22kg、27V型が69.7×29.7×57.3mm(同)/18.2kg。 ■ LCD-20PD6
20V型/1,366×768ドットのパネルを搭載した液晶テレビ。視野角は上下左右176度。地上アナログチューナと、地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載する。ボディカラーはシルバーとホワイトが用意される。 スポーツモードは搭載せず、高画質化回路も「VIZONエンジンLEII」となる。VIZONエンジンIILEには、3次元IP変換回路やノイズリダクション、カラーエンハンサなどを内蔵する。 5W×2chスピーカーを搭載。入力端子はD2×1、S2映像×1、コンポジット×3、アナログ音声×3(1系統はモノラル)、USB 2.0。出力端子はデジタル放送出力×1、デジタル音声×1、ヘッドフォン×1。消費電力は80W。スタンドを含む外形寸法は52.7×25.6×44.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9kg。 □三洋電機のホームページ (2005年5月23日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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