松下、初の車載用地上/BS/110度CSチューナを6月発売 －1セグ放送も対応予定。9/11型ワイドテレビも発売

　松下電器産業株式会社は、カーAVシリーズ「Strada」シリーズで、世界初の車載用地上/BS/110度CSデジタル対応チューナー「TU-DTV100」を6月10日より発売する。価格は84,000円。

　また、9V型のワイドVGA液晶テレビ「TR-T90WV1」、11V型の「TR-T110WV1」も発売される。9V型は6月10日より発売され、価格は105,000円、11V型は6月20日より発売され、価格は115,500円。

■ TU-DVT100

TU-DVT100

　地上/BS/110度CSデジタル放送の受信に対応した車載用デジタルチューナ。現在放送中の地上デジタル放送(12セグ放送)の受信が可能なほか、2006年にサービス開始予定の携帯端末向けの「1セグ放送」にもバージョンアップで対応予定としている。

　アンテナは2つのアンテナから互いの受信信号を合成することで安定した受信性能を確保するキャリアダイバーシティ方式を採用。データ放送の視聴も可能なほか、緊急警報放送(EWS)にも対応予定。

　デジタル放送のEPGなども利用可能。また、受信エリアが変わっても、プリセットボタンで選局が行なえる「ホーム/おでかけプリセット」も装備。SDカードスロットを備えており、1セグ放送対応など、将来のバージョンアップ時に活用できるという。

　同社製のカーナビ/テレビとは、専用の拡張端子(20ピン角形コネクタ)を介して接続。1本の専用ケーブルで、映像/音声の出力が可能となっている。ケーブルはオプションで、1.5m(3,780円)と6m(5,250円)が用意される。

　また、D2映像出力端子も備えており、D2端子搭載のモニターなどに出力できる。なお、ハイビジョン放送は480pに変換されて出力される。光デジタル出力端子や、AV入力、AV出力端子なども装備する。外形寸法は239×170×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1,100g。リモコンも付属する。

　また、付属アンテナとの併用で受信感度を向上させるダイバーシティアンテナも6月10日より発売される。リアウインド貼り付けタイプの「TY-CA200DT」は13,440円、室内フィルムタイプの「TY-CA210DTF」は23,940円。

■ TR-T90WV1/TR-T110WV1

　TR-T90WV1は9V型、TR-T110WV1は11V型の車載用液晶テレビ。ともに、800×480ドットのワイド液晶パネルを搭載する。モニター部とチューナーユニット部から構成され、チ

TR-T90WV1	TR-T110WV1

　モニター部は、映像シーンに応じて黒レベルやコントラストを調整する「液晶AIモード」を搭載することで、「メリハリある映像を再現する」という。1Wのスピーカーを内蔵。外形寸法/重量は9V型が250×29×147mm(幅×奥行き×高さ)/780g、11V型が304×31×173mm(同)/1,200g。

　チューナはダイバーシティ回路内蔵の音声多重対応の地上アナログチューナ(VHF/UHF)を装備する。さらに、車載デジタルチューナ専用の拡張端子を装備し、デジタル放送対応チューナ「TU-DVT100」と接続して、地上/BS/110度CSデジタル放送の視聴も可能となっている。

　また、D2入力端子や、AV入力×2、AV出力×1も装備。FMトランスミッタを内蔵しており、テレビ放送の音をカーオーディオのFMラジオで受信することもできる。12キーを備えたリモコンも付属。11V型のみ、マグネシウム合金を採用したバックケースが付属する。

□松下電器産業のホームページ
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(2005年5月26日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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