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株式会社アイ・オー・データ機器のPCパーツブランド「挑戦者」は27日、アップルのオーディオソフト「iTunes」からオーディオサーバーとして認識できるNAS自作キット「LANTANK(SOTO-HDLWU)」の発売を延期すると発表した。 5月20日の発表当初は、5月下旬発売としていたが、「主要部材調達の遅延」(同社)により、6月上旬に延期された。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。
SOTO-HDLWUは、4月にコードネーム「白箱」で開発表明されたLAN HDD自作キット。別途3.5インチHDDを購入し、装着することで、ネットワークHDDとして利用できる。HDDは2台まで装着可能で、ドライブ1台で運用する「シングルモード」と、2台のドライブを1つの領域としてまとめて利用する「スパンニングモード」、データを2つのドライブに同時に書き込む「ミラーモード」の3つのHDDモード用意する。 通常のLAN HDDとして利用できるほか、iTunesで利用しているDAAP(Digital Audio Access Protocol)に対応したサーバーモジュール「mt-daapd」を搭載。iTunesなどDAAP対応オーディオソフトから、ミュージックサーバーとして利用できる。さらに、Wizdサーバー機能も搭載。同社のネットワークメディアプレーヤー「AVeL LinkPlayer」から、LAN TANK上のMPEG-2動画やMP3/WMAファイルなどを再生可能。 また、Appleによるネットワークプロトコル「Bonjour(旧Rendezvous)」にも対応しているため、BonjourをインストールしたPC/Macintoshであれば、難しい設定を行なうことなく、デバイスを認識できる。WebDAVを利用したWebフォルダ機能や、httpサーバー、FTPサーバー機能も搭載している。 100BASE-TX対応のEthenetを装備。USB端子×2も備えており、USB HDDやストレージクラス対応のデジタルカメラなどをマウントできる。対応OSはWindows 2000/XPとMac OS X 10.3。外形寸法は、68×265×131mm(幅×奥行き×高さ)。
□挑戦者のホームページ (2005年5月26日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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