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毎週木曜日の深夜2時40分から、テレビ朝日で放送中のアニメ「スピードグラファー」。カメラのファインダーを通して見た被写体が爆発し、敵を倒す「写殺爆撮」という独創的な設定と、ハードコアなストーリーが話題の同作品が、7月27日からDVD化される。発売は株式会社GDH、販売は株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。
全12巻を7月より毎月リリースする予定。第1巻の「スピードグラファー・ディレクターズカット版 Vol.1」は通常版と限定版の2種類を用意しており、価格は限定版が7,980円、通常版が5,985円となっている。 本編ディスクは共通で、第1話「背徳都市」と第2話「唸る札束」を収録。収録時間は約50分。いずれもテレビでは放送できなかった映像や音声をそのまま収録したディレクターズカット版となっている。 通常版には特典として、キャラクター原案のコザキユースケ氏による、描きおろしキャラクターカードが付属。限定版には、ヒロイン・神楽役のオーディションから、声優の発表までに密着したドキュメンタリーの第1弾を収録。さらに、PV集やGIFアニメなども収録予定。また、12巻すべてを収録できる特製BOXケースも付属する。
DVDの発売を記念し、5月28日に六本木のクラブ・スーパーデラックスにて、記念イベント「例の秘密倶楽部 in スーパーデラックス」が開催された。ステージにはヒロイン・天王洲神楽役の斉藤圭さんが登場。さらに、雑賀辰巳役の高田裕司さん、銀座ひばり役の本田貴子さん、映画評論家の大久保賢一さんが登場。トークショーや新曲披露なども行なわれた。
斉藤さんは、一般ヒロイン声優オーディションで2,056名の中から選ばれた新人で、声優経験がなく、劇団などにも所属しておらず、大役を射止めたことで話題となった。当日は、第6話で神楽が着用していた衣装で登場。コスパ製作の新作衣装となっており、チューブトップのへそ出しTシャツと、後ろにリボンが付いたピンクのパンツという装い。斉藤さんは「今回の衣装は露出があって、ちょっと恥ずかしいです」。 また、会場中央に設置されたポールステージ上には、神楽の高校の制服をビリビリに切り裂いたセクシーな衣装を身に纏ったポールダンサーのNoemiさんが登場。アニメのオープニングテーマであるデュランデュランの「グラビアの美少女」に合わせ、妖艶かつスタイリッシュなダンスを披露。作品中に登場する「欲望と快楽の秘密倶楽部」の世界を表現した。 アニメ「スピードグラファー」は、「大人の童話」をコンセプトに、「青の6号」や「SAMURAI 7」など、高い映像クオリティに定評のあるアニメスタジオGONZOが手掛けたテレビシリーズ。 舞台は富める者と貧しき者の二極分化が急激に進んだ日本。東京は、富める者が欲望を満たすための快楽都市と化していた。パスポートを剥奪され国内でくすぶっていた戦場カメラマンの雑賀は、そんな東京にある秘密クラブの潜入取材を依頼される。だが、彼はそこで倶楽部のシンボルとして操られていた謎の少女、神楽に助けを求められる。 神楽を連れて逃げる雑賀。秘密倶楽部からの追っ手は、いずれも欲望によって特殊な能力を覚醒させた超人ぞろい。しかし、雑賀もまた、神楽と接触したことによって特殊な「写殺能力」に目覚め、壮絶な戦いを繰り広げることになる。
なお、タイトルのスピードグラファーは、GRAFLEX社の報道用カメラ「SPEED GRAPHIC」が由来となっている。
□アニメの公式サイト
(2005年5月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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