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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、タンノイブランドの新スピーカー「EYRIS(アイリス) DC」シリーズ3機種を6月上旬に発売する。ブックシェルフ、トールボーイ、センタースピーカーを用意しており、各モデルの品番、価格は下表の通り。
いずれのモデルも、175mm径の同軸2ウェイユニットと、ネオジウムマグネットを採用した25mm径のチタンドームツイータを搭載。また、トールボーイのDC3は175mm径のウーファユニットを1基、センターのDCCは2基、それぞれ採用している。
■ DC1
同軸2ウェイユニットのウーファ部には、異なるファイバーを混入・高圧縮加工したペーパーコーンを採用。軽量化と剛性を両立させ、低域の質感を向上させたという。同軸のツイータ部には、独自設計のテクノ・ウェーブガイドを採用。精密成型のウェーブガイドにより正確な球面波を発生させ、伸びのある中高域再生が行なえるという。 独立したツイータは51kHz(-6dB)までの再生が可能。25mm径のチタンドームとネオジウムマグネットを採用したドライバーを搭載。肉厚のアルミダイキャストボディの採用で、質感に優れた再生音を実現したという。
エンクロージャはバスレフで、ポートは前面に配置。素材は18mmのMDFで、フロントバッフルは30mm厚。メープルの突き板仕上げを採用。ウーファユニットの後部をリアパネルからの支柱で、特殊ダンプ材を介して補強し、不要共振を排除している。また、トップパネルは独立ツイータと一体化したラウンドフォルムを採用。音響特性とデザインを追求したとしている。
再生周波数特性は39Hz~51kHz。クロスオーバー周波数は1.8/16kHz。インピーダンスは8Ω。スピーカー端子とアース端子は円形状に5ポイントで配置する独自設計で、バイワイヤリングに対応する。外形寸法は196×260×460mm。重量は9kg。
■ DC3
DC1と同じ25mm径のドームツイータと、175mm径の同軸2ウェイユニットを搭載。さらに、175mm径のウーファユニットも装備したトールボーイスピーカー。ウーファユニットの振動板は、同軸2ウェイユニットのウーファと同じ、マルチファイバーペーパーコーンを採用している。 サイズ以外のエンクロージャの仕様も共通で、MDFを採用。メープルの突き板仕上げとなっている。バスレフ型で、ポートは背面に備えている。また、スピーカーターミナルの仕様も共通。
再生周波数特性は34Hz~51kHz。クロスオーバー周波数は250Hz/1.8kHz/16kHz。外形寸法は196×260×1,023mm(幅×奥行き×高さ)。重量は22.5kg。アルミダイキャストのフットベースが付属する。
■ DCC
DC3と同様に、ドームツイータと同軸2ウェイユニット、ウーファユニットを採用したセンタースピーカー。ただし、ウーファを2基搭載し、同軸ユニットと合わせたトリプルウーファ仕様となっている。
エンクロージャとスピーカーターミナルの仕様は共通。バスレフポートは背面に2個備えている。再生周波数特性は36Hz~51kHz。クロスオーバー周波数は250Hz/1.8kHz/16kHz。インピーダンスは8Ω。外形寸法は600×260×278.5mm。重量は21kg。
□ティアック エソテリックカンパニーのホームページ
(2005年6月2日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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