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米Apple Computerは現地時間の6日、Windows用「QuickTime 7」のプレビュー版を公開した。同バージョンではH.264コーデックをサポートするほか、最大24chのサラウンド再生などもサポートしている。なお、公開されたのは英語版で、日本語版は公開されていない。インストーラのファイルサイズは約14.5MB。編集部で日本語版Windows XP(SP1)にインストールしたところ、動作が確認できた。 QuickTime 7に含まれるQuickTime PlayerでH.264フォーマットの動画再生に対応したほか、5.1/7.1chを含む、最大24chまでのサラウンド再生もサポート。さらに、動画再生中にウインドウのサイズを変更しても、スムーズに再生しながらリサイズされるようになった。 また、特殊再生機能も備えており、ジョグシャトルを使った再生速度調節が可能。通常の再生速度変更も行なえる。音声面では低音や高音、バランスなどの設定も行なえる。さらに、ストリーミング再生機能も強化しており、インターネット接続スピードに合わせた自動調節機能や、ストリーミングが途切れた場合の再接続機能なども備えている。 また、有料版の「QuickTime 7 Pro」では、H.264フォーマットのエンコードもサポート。3G携帯電話用の動画から、HD映像までの様々なクオリティのファイルを作成できる。さらに、5.1chサラウンドのエンコードもサポートした。 さらに、プログラミング言語のVBScriptをサポートしており、作業の自動化や、Active Xコントロールの利用などが可能になる。また、編集作業中に、エンコードなどの別処理をバックグラウンドで実行することも可能。 ほかにも、再生面では、映像をフルスクリーンで表示している最中に、一時停止、再生、早送り、巻き戻しなどのコントロールが行なえる。
なお、Mac OS版のバージョン7.0.1は、6月1日に公開されている。
□Appleのホームページ(英文)
(2005年6月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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