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Cirrus Logicは5月25日(現地時間)、デジタルビデオ製品群の製造部門をMagnum Semiconductor売却することで最終契約に調印したことを発表した。 Cirrus Logicは、DVDプレーヤー用のMPEGデコーダチップやMPEGエンコーダ、DivXデコーダなどを多くのAV機器メーカーに供給してきたが、今回それらのビデオ製品部門を売却。オーディオ、産業製品市場向けのコアアナログ、ミックスドシグナル、エンベディッド集積回路製品に注力していくという。 取引は資産売却により行ない、Cirrus LogicはMagnum Semiconductorの少数株主となる。取引完了後、Cirrus Logicは約700万ドルの一括払いを受ける予定で、そのうち500万ドルは、リースされている設備の余剰分に対する支払い、約150万ドルは今回の取引についての報酬となる。 2005年度第4四半期の同社のビデオ製品の売上は370万ドル。一方、アナログ、ミックスドシグナルなどの売上は3,670万ドルだった。Cirrus Logic社長兼CEOのDavid D. French氏は、「Cirrus Logicが、DVDレコーダIC市場において、早い段階でリーダシップを築いたことを誇りに思うと同時に、この急成長するコンシューマ市場において、Magnum Semiconductorが成功し続けることを期待している」とした。 また、Magnum Semiconductorの主要株主であるInvestcorpの管理部長のSavio Tung氏は、「Magnum Semiconductorは、Cirrus Logicが開発したDVDレコーダを基に、LG ElectronicsやSamsung、Sonyなどの有名メーカーをサポートし続ける。デジタル・ビデオIC市場においての成長し、デジタル・リビングルーム及びホームシアターの中心となるアプリケーション製品分野のリーダになる。主要な顧客はスムーズに移行できるだろう」と述べている。 □Cirrus Logicのホームページ(英文) (2005年6月8日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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